▶10:罪悪感と向き合うとき

クリックありがとうございます!

今回は、私のカウンセリングを

モニター利用して下さった、

「Nさん(大阪府在住・45才・女性)」

beforeafter をお伝えする

第10回目の記事です。

※1回目の記事は
こちらから←クリック

心理カウンセラー
長谷川 貴士です。

 

==< もくじ >====

1:6回目のカウンセリング
  ハイライト

2:2重の罪悪感が
     自分を見失わせる。

3:Nさんとの6回の
 カウンセリング【まとめ】

===========

柴犬うみと花のイラスト

 

1:6回目のカウンセリング
  ハイライト

 

伯母の幼死から

家族の課題として生じている


「死への衝動」を

抱える者同士だった、


従妹(いとこ=父妹娘)

が自死したことで、

Nさんは衝撃を受けます。


従妹の自死には、

Nさんが抱えていた、

生きていること、

それ自体への罪悪感や、

「死への衝動」を、

大きく強める影響力

がありました。


この時、Nさんにとって、

この世に生き残り、

留まるためには、

「死への衝動」が高まっている、

自分の心を失う必要がありました。


Nさんは、自分の心の中の

「死への衝動」を

抑え込む代償として、


心が働いていない、

真っ暗な闇のような

感覚の中を引き受ける

こととなりました。

心を失い、

石のようになってしまった

重たい体を引きずる様にして、

Nさんは生き続けました。


Nさんは従妹の自死から

20年以上に渡って、

「死への衝動」に抗い続け、

家族の課題を解決する

チャンスを探し続けました。


そして、その努力が

実を結び、

私のカウンセリングと

出会いました。


その結果、Nさんは、

生きていることの罪悪感と

「死への衝動」を手放す

ことができました。


そして、再び

自分の心を取り戻し、

元気に生き続けることへの

チャンスを得ました。


Nさんは、そのチャンスを

つかみ、生かしました。


Nさんは自分の心理や、

家族に流れる課題に、

「違い」や「変化」を

作り出すことに成功しました。

 

柴犬うみと竹


従妹の自死と

向き合うこととなった、


6回目の

カウンセリングの中で

・父の妹の立場に立った

Nさんから幼少期に亡くなった

・父の姉へ

「私はあなたの命を受取れません。」

この言葉が深刻な響きを持って

伝えられました。


それと同じように

・父の立場に立ったNさんから、

・父の妹へは、

「お前のその重荷を私も手伝いたい」

この言葉がまた、同じように

深刻な響きを持って伝えられました。


さらに、夭折 (自死・早世) した

Nさんの従妹(父の妹の娘)の

立場に立って、

「お母さんの代わりに

 私が死にます。」

この言葉を言ったことで、

家族の課題が明確になりました。


そして、今回ご紹介させて頂く、

最後の一言を、

Nさんが言えたことで


Nさんは家族の課題を

終わらせることができました。


その結果、6回目の

カウンセリングで後で頂いた、

「Nさんの声」の結果となりました。

 

※前回もご紹介させて頂いた

 「Nさんの声」を

 再度ご紹介させて頂きます。

 

<【6回目】のカウンセリング後の

「Nさんの声」ここから>


『 いとこの夭折(自死・早世)の後、

 約10年に渡り、

 ユングの夢診断療法を受けました。

 EMDRというトラウマ療法も、

 シータもゲシュタルト療法も、

 ヒプノセラピーも3年くらい

 利用してきました。
 
 それでも解決しなかった苦しみが、

 長谷川さんのカウンセリングの

 お陰で、終結しようとしている。

 というか終結したと思います。』


<Nさんの声ここまで>

 

ここがポイント!

2:2重の罪悪感が
   自分を見失わせる

Nさんの深層心理には、

従妹(いとこ)が

自死を選んだことによる、

ショックや悲しみだけなく、


複雑な想いが

抱え込まれていました。


Nさんが深層心理に

抱えていた複雑な想いは

以下の観点から

生まれていました。


< Nさんの観点 >


従妹が自死を選んだ

心理的背景(伯母の幼死)は、

自分(Nさん)と

共通のものだった。


しかし、従妹だけが

自分の母を助けようとして死を選び、

自分はそれが出来ずに生きている。

 

<この観点から

 生まれている主な想い>


<1>

死んでしまった従妹と

生き続けている自分との

境遇の不公平感からの罪悪感

 

<2>

自死を選んだ従妹(いとこ)を

助けることができなかった

ことからの罪悪感。

 

<3>

上記の<2><3>の罪悪感により、

Nさんは苦しみを

抱えることとなりました。


この罪悪感を
打ち消したり、

隠すために、Nさんは、

自死を選んだ従妹(いとこ)

へ怒り始めます。


私達は、怒ることで、

罪悪感などの感情を隠したり、

打ち消すことができます。

 

< 怒りが罪悪感を

 打ち消す仕組み >


罪悪感とは、

自分を責める想いです。


この自分に向いている

責める想いのベクトルを


自分でなく、従妹の方へ

怒り=責める想い、として

向けることで、


自分を責める想いを

ごまかすことができます。

 

<4>

亡くなった従妹に

怒りの気持ちを抱いている

ことへの申し訳なさ。

(=罪悪感


これが、従妹の自死に触れた

Nさんの深層心理に

起こっていたことでした。


上記のように、

Nさんの深層心理では、


罪悪感を隠すために

「怒り」の感情が生まれ、


その「怒り」を抱えている、

自分が自分で許せないことで、

また、「罪悪感」を抱える。


このような多層構造が

出来上がっていました。


そのために、Nさんは、

従妹の死に触れた、

自分の本当の想いが

まるで分からなくなっていました。


Nさんに感じられて
いたのは、

Nさんの心の階層の中でも、

もっとも上の層の


<4>

亡くなった従妹に怒りの気持ちを

抱いていることへの申し訳なさ。

(=罪悪感)


主にこの想いでした。


上の<4>の罪悪感のために、

従妹が自死を選んだことへ

Nさんが感じていた「怒り」は


タブー(=見てはいけないもの)
となり、

表現されることなく

心の奥にわだかまっていました。


心の中にタブー

(=見てはいけないもの)

の部分が出来ると、


その分、私達は自分の心や

自分の本心と向き合うことが

できなくなります。


この仕組みのために、

Nさんは、自分の心が

分からなくなってしまっていました。


そして、心が

真っ暗な感じがする中で、

生きて行かなければ

ならなくなっていました。


そんなNさんでしたが、

6回目のカウンセリングに

先だって行われていた、


5回のカウンセリングと

ワークによって


自分や従妹、そして、

父や叔母の経験してきた

心の真実について、

明確に理解することが

できていました。


Nさんには、人生に

「違い」や「変化」を

作り出す準備が出来ていました。

そして、6回目のワークで、


従妹の自死から20年以上

タブー(禁忌)となっていた


自死を選んだ従妹への

「怒り」を表現することが

できました。


ワークの中でイスで見立てた

従妹に向かって、

「あなたはひどい!」

この一言に、


Nさんの「怒り」だけでなく、

「悲しみ」や「辛さ」などの

万感がこもりました。


Nさんの深層心理に

20年以上わだかまっていた

多くがそこに表現されていました。


そして、表現された

全ての想いが、

過ぎ去ることを許されました。


そして、Nさんに

「解決」が訪れました。

 

柴犬うみと草

 

この6回目のカウンセリングの

後で、Nさんに訪れた

「変化」は以下の通りです。

 

■ 10 年 間服用し続けて来た、

 安定剤・睡眠薬を止めても

 眠ることができるようになった。


■ 10年 ぶりに便秘が治った。


■ ヘルペスが出来ても、薬無しで

 悪化せず治るようになった。


■ 職場でも、家でもイライラしなくなった。 


■ 両親への素直な感謝の気持ちが

 持てるようになったので、

 ボーナスを貰った時に、

 初めて親にお金を渡すことができた。

 親にはびっくりするぐらい喜ばれた


■  消すと寂しい気持ちになるのが

  嫌だったので、

  いつも付けっぱなしだった

  TVを消す様になった。


■ これまで、自分が生きている

 意味を考え続けてきたが、

 もうそんなこと考え無くても良いと

 初めて思えるようになった。

■ 100%後ろ向きで生きてきたのが

60%前向きな感じになった。

 もう2か月後には、100%前向きに

 なりそうだと感じている。

 

柴犬うみと家

 

3:Nさんとの6回の
 カウンセリング【まとめ】

 

=============

 

< 2014年 2月 >

初回のカウンセリング


父の姉が幼少期に亡くなって

しまったことからの

影響について目を向ける。


父が、父の姉の死を

追って行こうとしている思いを、

Nさんが肩代わりしようと

している思いが明らかになる。


=============


< 2014年 3月>

2回目のカウンセリング


Nさんと母方の祖父との

「同一化」について目を向ける。

戦死された母方の祖父の役割を

Nさんが引き受けることで、


夫を失った母方の祖母や、

父を失った母の心の傷を、

少しでも癒そうとして

いたことが明らかになる。


=============


< 2015年 1月 >

3回目のカウンセリング


流産で亡くなった弟について

目を向ける。


長男であった弟の分まで

家族に対して、家に対して、

責任を負おうとしてことが

明らかになる。


=============


< 2015年1月 >

4回目のカウンセリング


再び母の父が戦死したことに

ついて目を向ける。


母の父が戦死したことで、

母や祖母が受けたショックや

心の傷に、Nさんがとらわれて

いたことを癒すワークを行った。


=============


< 2015年3月 >


若くして、夫や子供を失った

お祖母さんについて目を向ける。


お祖母さんが上記の経験から

持っていたルールにNさんが

縛られていたことを解消する

ワークを行った。


=============


<2015年3月>


従妹が自死を選んだ

隠れた理由であった、

父の姉が幼少期に

亡くなってしまったことからの

影響について再び目を向ける。


Nさんが抱え続けてきた、

従妹が自死を選んだことへの

ショックや心の傷を癒す

ワークを行った。

<【まとめ】ここまで >

 

これで、Nさんの歩みの

事例の連載はお終いです。


この連載が、皆様の

悩みや課題を解決のための

ヒントになればうれしく思います。


モニターカウンセリングに

ご協力頂きましたNさんも

それを望まれていらっしゃいます。


最後までお読み頂きまして

ありがとうございました。

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 9:子供の盲目的な愛

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