▶4: 子供の「愛」が導く自己犠牲

 

「父親が嫌いです。」

 

「母親が憎いです。」

 

このように教えてくださる

お客様は少なくありません。

 

しかし、

 

その思いの裏にある

 

「家族への隠れた愛」

 

気が付き、

 

その思いが

表に出て来ることを

 

自分に許せるとき、

 

私達は深く安心する

ことができます。

 

この安心感が

心の基盤となります。

 

そして、そのしっかりと

した基盤の上に、

 

自分の思い、希望、夢を

描くことが出来るように

なります。

 

そのとき、私達は

自分の人生に深く納得し、

 

元気と前向きさを

取り戻します。

 

こんにちは!

 

心理カウンセラー

長谷川 貴士です。

 

Nさんもご多聞に漏れず、

 

■  両親に始まり、特に男性から、

能無し扱いされている気がする。

 

■ 「男性にバカにされる」

それと「男性を軽蔑している」

 

というブロックが、

心にかかっている気がする。

 

このような思いがあり、

ご両親とは不仲でした。

 

特に、お父様とは、

ときにつかみ合いの

 

ケンカになってしまった

こともあったそうです。

 

そのNさんの1回目のワークでは、

そのNさんの父親を表すイスに

向かって、

 

「たとえ、あなたが

行っても私は残ります。」

 

これを口に出して

言ってもらうことを、

 

私がNさんに提案しました。

 

Nさんはそれを口に出して

言うことが出来ませんでした。

 

そして、ただ、

涙を流し始めました。

 

これは、Nさんが、

 

父親が「死」に向かう

衝動の中に居る事を、

 

無意識の内に知っている

ことを表していました

 

そして、Nさんが、

 

父親が抱える

「死」に向かう衝動を

 

自分も手伝おうとして

いたことが、

 

明らかになりました。

 

Nさんは、父親へ

 

「たとえ、お父さんが

行っても私は残ります。」

 

これが言えない代わりに、

 

「お父さんの代わりに

 私が死にます。

 

  だから、

 

お父さんはここに

残って下さい。」

 

この言葉にならない

 

深層心理下での

メッセージを抱えていました。

 

ですから、

Nさんは、ワークが始まり、

 

両親を表すイスを配置して

向き合ってもらうと、

父・母を見たくない気持ち、

 

しかし、

 

背を向けることも出来ない。

動けない感じ。

 

そして、

 

部屋の外に出て行って

しまいたい衝動を感じる。

 

これがあらわれてきました。

 

ワークの中で、部屋の外に

出てしまいたい衝動が

出て来るのは、

 

心の中に、

「死」に向かう衝動を

隠し持っている方に

 

多い傾向であることは

 

前回の記事でも

お伝えしていましたね。

 

ですから、

Nさんが、父親を表すイスへ

 

「たとえ、あなたが

行っても私は残ります。」

 

これが言えなかったのは、

 

父親だけを「死」なせる

ことは自分にはできない。

 

父親を「死」なせるぐらいなら、

私が代わりに「死」にます。

 

この思いのためでした。

 

この時、Nさんが

見せてくれた涙は、

 

いくつもの思いが

詰まった涙でした。

 

「死」に向かう父親への想いと、

 

そして、自分がその「死」に向かう

想いを肩代わりしなければ

ならないと感じる

 

想いとが入り混じった、

複雑な心境から流れた涙でした。

 

 

 子供の「愛」の決意

 

 

まずは、Nさんとの

1回目のワークでは、

 

このNさんの潜在意識に

抱える思い、

 

「お父さんへの隠れた愛」が

 

表に出ることが許された

ところから始まりました。

 

Nさんのお父さんへの愛は、

 

Nさんに、

お父さんが抱えている

「死」への衝動を

私が肩代わりして、

 

自分がお父さんの代わりに

「死」の方向に向かう。

 

この切実で重大な決意を、

潜在意識の中で

固めさせていました。

 

そして、さらに、

ワークを進めていくことで、

明らかになったことは、

 

このNさんが肩代わりしようと

望んでいた、

 

お父さんが抱えていた

「死」への衝動は、

 

お父さんのお姉さんが

幼少期に亡くなって

 

しまっていたことに

端を発していました。

 

つまり、

 

Nさんが抱えていた

 

「死」の方向性へと自分を

向かわせる衝動は、

 

本当には、

 

幼少期に亡くなった

お姉さん慕い、

 

お姉さんに再び会いたい。

そして、

お姉さんが亡くなるより、

自分が亡くなるべきだった。

 

こう無意識の内に

願っていた部分があった

 

Nさんのお父さんが

抱えていた想いでした。

 

Nさんは、このお父さんの

「死」へ向かう「衝動」と

「もつれ」ることで、

 

Nさん自身も「死」へと向かい、

「生」を否定するような

衝動を持っていました。

 

これはNさんから

お父さんへの、

 

子供の「愛」から決めた

決意の表れです。

 

子供の「愛」は私達を

突き動かす強力な衝動です。

 

 

 子供の「愛」が導く、

  自己犠牲

 

 

幼少期に姉を亡くされた、

父親は、そこからショックを

受けざるを得ません。

 

それは自然なことです。

 

そして、お姉さんに

再び会いたい。

 

お姉さんよりも

私の方が死ねばよかった。

 

このような思いを

持ったとしても、

それも自然なことですね。

 

これは誰も

抗うことができない、

運命です。

 

これが、Nさんのお父さんに

訪れた運命でした。

 

しかし、父親の娘(Nさん)が

この父の死へと向いている

衝動を手伝おうとする時、

 

そこには

子供の「愛」があります。

 

それと、同時に、

自己犠牲があります。

 

自分も、父親の死の衝動を

手伝うと、

 

無意識の内に

決めてしまっていたことが、

 

Nさんの抱え続けて来た、

様々な症状や悩みの

一因となりました。

 

Nさんは、父親への

「愛」のために、

 

自分の人生を

犠牲に捧げて来ました。

 

自分も、父親にも、

 

意識の上では、そうとは

全く気付かれぬ内に。です。

 

Nさんは、父親へ向かう

子供の「愛」のために、

 

父親の死へと向かう

衝動を肩代わりしようとして

 

「生」を喜ぶ方向より、

「生」を否定する生き方を

 

選ばれていました。

 

そして、

 

その結果、

 

自分の人生に沢山の

問題を抱えていました。

 

しかし、これでは、

結局、誰も救われることが

ありません。

 

Nさんが犠牲になることでは、

父親が楽になることが

ありません。

 

その逆に子供の苦しみは、

両親の苦しみになります。

 

そして、

 

Nさんがいかに自分の人生を

犠牲に捧げたとしても、

 

亡くなった

お姉さんが生き返る

ことも

 

もちろん、ありません。

Nさん自身も苦しいだけです。

 

Nさんが自分の人生を

犠牲にしてまで表現してきた

 

お父さんへの「愛」は

十分に尊重されるべきこと

だと思います。

 

しかし、

子供の「愛」から、

父親や、父親の姉の運命と

 

「もつれ」てしまったこと

での自己犠牲は、

 

誰も助けることのない

「愛」ですから、

 

手放されるべきものです。

 

Nさんの自己犠牲は、

 

結局は、

父親も、父親の姉も決して

喜ばすことのない、犠牲です。

 

逆に、Nさんが

父親と父親の姉の運命との

「もつれ」ている状態から離れ、

 

犠牲から離れることが、

父親にとっても、

父親の姉にとっても、

 

家族の誰にとっても

喜びとなります。

 

私は心理カウンセラーとして、

 

Nさんが家族の運命との

「もつれ」の影響のために、

 

家族に犠牲を捧げるでは無しに、

 

「もつれ」を離れて、

自己犠牲ではなしに、

 

自分の人生を全うすることで

 

自分にも、家族にも笑顔を見る

ことができるように、

ご協力させてもらいました。

 

アイビーイラスト

 

 

新しい心理カウンセリング

 

 

この記事でお伝え

しているような

 

心の作用について、

 

もしかすると、

 

これまでには、

聞いたことも、見たことも

なかったかも知れません。

 

しかし、これは、

 

心理の業界では

20年以上の歴史がある

 

心の癒しのための

重要な観点です。

 

そして、

 

ヨーロッパを始め、

南米、北米、オーストラリア、

中国、台湾など、など、

 

世界中の

心理カウンセラーや、

 

心理に興味のある方々に

知られ、支持されている、

人気のある考え方でも

あります。

 

私が、ドイツまで、

この心理の考え方を

学び、体験する

ワークショップに

出かけて行った時には、

 

上に上げたような世界中の

地域の方々が 600名程

集まっていました。

 

しかし、

この観点は、

日本ではまだまだ

認知度が低いのが現状です。

 

日本では、心理に携わる方々でも

ご存知のない方があるような

考え方でもあります。

 

ですが、日本の外の海外では、

心理の課題を克服するための、

有力な新しい考え方として、

 

20年以上前から注目され、

研究され、

発展し続けています。

 

実際に私は、この

心理の考え方を学び、

 

カウンセリングの臨床で

実践し、活かすように

なってから、

 

お客様へのサポートの質が

ぐんっと格段に上がった

ことを実感しました。

 

それは、お客様に

喜んでもらえる機会や、

 

お客様の笑顔に出会える

機会が格段に増えたことを

意味します。

 

特にNさんのように、

これまでに、すでに、

 

沢山のお金と時間、

努力を費やしてきた

けれども、

 

思うような成果を手に

出来ていない方には

特に喜んで頂けています。

 

 

私は、これまでに

日本ではほとんど提供されて

いなかったタイプの

 

心理カウンセリングを

提供できるように

なったことで、

 

これまでの心理の

サポート手法では

 

克服できなかった

課題にも、

 

その克服をサポートできる

ことができています。

 

はい、それでは、

ここで、

Nさんの1回目の

カウンセリングの

レポートはお終いです。

 

次回は、

Nさんの2回目の

カウンセリングの

レポートを

お届けします。

お楽しみに!!

 

▶5:自分を失わせる愛

 

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