▶ 絆を壊す怒り、強める怒り


こんにちは!(^^)


心理カウンセラー

長谷川 貴士 です


今回からは、

「怒り」の感情について

解説させて頂きます。


==<もくじ>====

1:ニセモノの怒りと純粋な怒り

2:悲しみが混じった怒り

3:絆を壊す怒り

===========


「怒り」の感情は、良くない感情、

邪魔な感情、できれば無い方が良い感情。

こんな風に思われがちです。


しかし、人間心理の観点から見ると、

「怒り」の感情は私たちが元気に幸せに

なるために欠かすことができない、

とっても大切な感情です。


私たちが「怒り」の感情を

悪い感情と誤解しているために

生まれている、

悩みや心理症状も少なくありません。

 

心理の観点から見るならば、

実は、私達が感じる「怒り」の

感情は、一つではなく、

2種類あります。


一方は、人との絆を強める

「怒り」の感情です。


もう一方は、人との絆を

壊してしまう「怒り」の感情です。


私たちが、感じることがある

この2種類の「怒り」の感情に

ついて、区別できることは、


私たちの悩みや苦しみ、

生きづらさを減らしたり、

解消することに、大きく貢献します。


それでは、2種類の「怒り」とは

どのようなものなのか、


まずは、「絆を壊す怒り」

についての解説から始めさせて

頂きますね。

 

 

1:ニセモノの怒りと純粋な怒り

 

「 私を粗末に扱った

 あの人が許せない!!」


このような思いを

持ったことがありますか?


もし、あるとすれば、

上 の「あの人」の部分には、


母親が入る方もあれば、

父親や、パートナーのお名前が

入ってしまう方もあるかと思います。


「許せない!!」と思った

具体的な場面を思い出した時、

どのような気分になりますか?


冷静な気分でしょうか?

それとも、熱くなって

落ち着かない気分でしょうか?


私たちは誰かを「許せない!」と思い、

熱くなって心の落ち着きを失っている時、


自分の状態について、

「今、自分は怒っている」

こう判断することがあります。


しかし、もし、熱くなって、

心の落ち着きを失ってしまって

いるのなら、


その時に感じられている
感情は、

実は、純粋な「怒り」の感情では

ありません。

 

 

気分がヒートアップして

我を忘れるような「怒り」の感情は、


少し、大げさに言うならば、

ニセモノの「怒り」です。


実は、純粋な「怒り」の感情は、

私たちを冷静にさせます。


冷静に、正しい判断をして、

素早く行動に移る。


これができるようになるための

感情が純粋な「怒り」の感情です。


気分がヒートアップして

我を忘れるような「怒り」の感情は、


自分が粗末に扱われたことへの

「悲しみ」の感情が混じっている、

「悲しみが混じった怒り」です。

その感情の中心にあるのは、

実は「怒り」ではなく、「悲しみ」です。

 

 

2:悲しみが混じった怒り

 

「悲しみが混じった怒り」は

人と人との間にある

絆を壊してしまう「怒り」です。


私たちが相手から

「粗末に扱われた!」と思って、


「悲しみが混じった怒り」を

強く感じていたとしても、


相手は私たちを粗末に扱ったとは

思っていないことがあります。


相手には私たちを

悲しませ、怒らせる意図は

少しもなかったとしても、


「相手が私の期待や思いの通りには、

 振る舞ってはくれなかった。」


私たちは、こう思ってしまうことで、

自分は「粗末に扱われた」

という感覚とともに、


「悲しみの混じった怒り」を

持ってしまうことがあります。

 

< 例です >

あるカップルの記念日の出来事です。

二人で記念日を祝うことにしていました。


一人は、家で記念日用の手料理を用意して

もう一人が仕事から帰って来るのを待っていました。


もう一人は、せっかくの記念日なので、

仕事の帰り道に寄り道をして、

家で待っているパートナーが大好きな

スイーツをお土産に買って帰ることにしました。


しかし、運悪く、事故があったようで

道路は渋滞していて、思った以上に

家に帰る時間が遅れてしまいました。


家に帰ると、パートナーが

帰宅が遅くなったことについて

不機嫌になって怒っていました。


大好きなはずのスイーツを渡されても

一向に機嫌は直らず、怒ったままです。


せっかく苦労して、記念日に合わせて

喜んでもらえると思って、

好物のスイーツを用意したのに、


全く喜んでもらえず、そればかりか、

不機嫌に怒られてしまったことで、

もう一方のパートナーも、

腹を立てて怒り始めてしまいました。


記念日用の料理を用意して待っていた

パートナーは帰宅が遅れたことを

謝ることもせずに、怒り始めた

パートナーに更に怒り始めてしまいました。

 < 終わり >


この例のように、相手と自分が感じている

認識の「差」や「隔たり」のために


私たちはさらに、大きく

「悲しみ」を感じることで、


「悲しみの混じった怒り」の
感情を

より強く感じてしまうことがあります。

 

 

この「悲しみの混じった怒り」

は、相手(対象)への「執着」を

生み出す感情でもあります。


「悲しみの混じった怒り」は、

私たちが「執着」し続ける仕組みです。


自分の期待通りに振舞わず、

自分を粗末に扱ったと思う相手に

「悲しみの混じった怒り」を

感じてしまうと、


私たちは、

「相手が自分を粗末に扱った」


この思いばかりを
繰り返し、

繰り返し、何度も思い出し、

考え続けてしまいます。


私たちはこの「執着」のために、

自分が苦しくなる考えを繰り返し、

繰り返し思い出しては、

ノイローゼ(堂々巡り)になります。


こうなると、私たちは、

「自分の期待通りには振舞って

 くれなかった相手」に対して、


自分を苦しくさせる存在として、

さらに、恨んだり、憎んだり

することがあります。

 

 

もし、仮に、相手は自分のために

相手が出来る限りのこと

してくれていて、


自分のために、相手が出来る

ベストを尽くしてくれていたとしても、


私達は相手の振舞が、

自分の「期待」通りでは

なかったと感じて、


「怒ったり」「悲しんだり」

することがあります。


この時、私たちは、

相手の自分への好意と努力への

感謝を忘れてしまいます。

 

< 私たちの認識 >

=相手は自分に期待通りには

 振舞ってくれなかった。

 自分は相手に粗末に扱われた。

と、


<
私たちの感情 >

=だから、悲しくて、許せない

=「悲しみの混じった怒り」

によって、


私たち冷静さを失い、熱くなり、

視野が狭くなります。


私たちは、

「悲しみの混じった怒り」に

囚われてしまうと、


自分のことだけしか考えられない

ようになってしまいます。


相手の好意や努力に目を向けず、

無視するようになります。


自分の好意や努力を無視された

相手は、私たちの

「悲しみの混じった怒り」からの

自分への不当と思える評価や、

怒りをぶつけてくる態度に

納得できないと感じます。


私たちと相手は、

お互いに「相手が悪い」と思い、

納得できないと感じ合います。


私たちと相手との間にあった絆に、

この双方が抱える「納得できない思い」が

挟まってしまうことで、


二人の関係性に溝が出来てしまい、

絆が壊れてしまいます。


これはとても残念なことです。

 

夕焼け空 画像

 

3:絆を壊す怒り

 

私たちが強く「悲しみ」を感じる時、

「許せない!!」と「怒り」が

湧いてきます。


どうしても、冷静さを失い、

熱くなり、我を忘れます。


「悲しみが混じった怒り」に

囚われてしまいます。


これは、自分を粗末に扱ったと

感じる相手に

自分の期待通りに振る舞って欲しい。


この「期待」と願いの裏返しの感情です。


例えば、相手に「謝って欲しい」

自分の主張を相手が認めてくれて、

「もう一度仲良くしたい」などの

「期待」と願いがある時の反応です。


このような「期待」と願いの奥には

ねじれた「愛」があります。


このねじれた「愛」が自分の

手に負えなくなるとき、


相手との関係性は
危うくなります。


ねじれた「愛」に囚われていると、

相手への尊重と敬意を

欠くようになるからです。


自分の心の中が、

「自分(の期待と願い)だけ」で

一杯になってしまい、


相手の立場について思いやることや、

相手への感謝を忘れてしまいます。


相手に自分の想いを伝えるのに

必死になってしまいます。


これが「悲しみが混じった怒り」に

囚われてしまっている状態です。


私たちは、この時、

相手にとって、対決する敵のような

存在となってしまっています。


「悲しみが混じった怒り」は、

「絆を破壊する怒り」です。


しかし、私達が、

「悲しみが混じった怒り」に

囚われてしまい、


自分が望まない状態から

抜け出せなくなってしまうのは

無理のないことなんです。


我を忘れるぐらい、

熱くなってしまう

「悲しみの混じった怒り」の裏には、


実は、私たちのとても大切な

秘密が隠されています。


それは、私達の心の深い

ところにある秘密です。


この秘密を理解することは、

私たちが、絆を壊す怒りである、

「悲しみが混じった怒り」を

手放すための第一歩です。


次回はその、

「悲しみが混じった怒り」の

裏にある秘密について

解説させて頂きます。


次回もどうぞお楽しみに(^^)/

 

この記事を書いた人


長 谷 川 貴 士(はせがわ たかし)
大阪府箕面市で心理カウンセリングを提供している、
国家資格(公認心理師)試験合格・心理カウンセラー
ドイツに渡航するなどして、学び身に付けた
カウンセリング手法は、日本ではまだ 珍しく、しい。
既存の方法では 十分に 心の課題 を 克服することができて
こなかった、不調 人間関係方々にとって、
これまでにない しい手法は、希望 作る
ことの しい機会 となっており、特に ばれている
1980年生まれ。妹が1人いる。既婚。愛犬は 柴犬うみ。
趣味:日帰り登山、家庭菜園。日課:ジョギング。
自己紹介

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