4:玄米菜食3か月、謎の激痛始まる

 

「高タンパク質、低脂肪の

  食生活が体に良い」


ぼくは、そう信じられている

家庭で育ちました。


なので、子供の頃、

ハムや卵を食べることが

推奨されていました。


ぼくの母親は調理師の
資格を取る

専門学校で学んでいたので、


それは、そこで
習得された

知識のようでした。


ですから、ぼくは、その母の

教えを信じて、低脂肪はさておき、


高タンパク質重視!


の食生活を心がけて、

10代、20代の頃を生きていました。


朝から豚バラ肉とかを

焼き肉して食べるぐらいの、


バリバリの肉食派でした。

 

焼肉画像

 

夜中の牛丼も

全く問題なくOKでした(笑)


心理カウンセラー

長谷川 貴士 です。


今回は、そんなぼくが

どうやって玄米菜食、


つまり、茶色いご飯と

野菜だけを食べて、


肉も魚も、卵も、乳製品も

食べなくなったのか?


そして、その結果はどうなったの??


というお話です。



前回お伝えしたように、


マクロビオティック入門


久司道夫・著

「マクロビオティック入門」に

書かれていた内容に

ぼくは、びっくり仰天しました。

 

「玄米菜食をするなら、

 耳が大きくなる(!)。

 そして、元気になり、開運する(!)」


多くの人は本気にしないであろう

情報だと思います。


にわかには信じられない

ことだと思います。


「皮を剥かないお米、

 茶色いごはんを食べるなら、

 耳が大きくなって、開運する」


はっきり言って、

これだけ言われたなら、


なにそれ?


なんの、おまじない??


って思うでしょうね。


耳が大きくなる理由も、

分からなければ、

開運するのも理解できません。


(福耳からの連想で、

 少しはできるかも?)


しかし、

10年以上前(2008年頃)の

ぼくは、それを真に受けました。


いえ、半分は冗談だと思いながら、

面白半分で、玄米を食べ始めました。


しかし、ちょっと楽しみでした。


耳が育った自分を見るその日が(笑)


まぁ、

「耳が育つことに面白さを感じられる私」、

というのも、


自分で言うのもなんなのですが、

ちょっとその点は、少々変わった

感覚なのかも知れません。

 


  • <玄米大明神⑤>
    玄米に夢中になる
  • 体に大異変!発生!

 

 

1:<玄米大明神⑤>
玄米に夢中になる

 

そんな、こんなで、

ぼくは、そそくさと、

玄米菜食生活を始めました。


果たして、玄米菜食で

耳が福耳となり、

開運となるのか??


興味はその一点でした。


しかし、玄米菜食を始めても、

変化が分かるのは、


「3年後」


ということも
書いてありました。


「3年、5年、7年、9年の

 節目、節目で良くなっていく。


9年まじめに続けたなら、

もう、何をどう食べても

平気のへっちゃらになる」


とのことのようでした。

 

 

その頃のぼくは、白米に、肉、魚を

欠かさず食べる食生活でした。


なので、どうせ結果が出るのは、

3年後のようだし、

気長に、気長にと思っていました。


ゆる~く試してみる、

みたいな気分でした。


ところが、ぼくの玄米菜食ライフは

思いもしなった方向に進んで行きます。


玄米菜食を始めて、2、3日もすると、

自宅の炊飯ジャーでも、

玄米が上手に

炊けるようになりました。


自宅の炊飯ジャーは、その当時で、

すでに、10年近く使っていた

ちょっとした年代物(?)で、


玄米炊き機能が無い
シンプルな

炊飯ジャーでした。


それでも、お米の浸水時間を

十分に取って、水加減を調整することで、


「こりゃ玄米も うまいなぁ」


と思えるほどに、
上手く炊けるように

なっていました。


ぼくの炊く玄米は、

もう、かつての、ぼそぼそ、

ポロポロの鳥のエサ?かと

思うような状態ではありませんでした。


まずは、第一関門突破。


玄米の炊きあがりの状態も

上々なわけでしたが、

それ以上に、ぼくは玄米の食味?が

とっても気に入りました。


ぼくには玄米のミネラル

や食物繊維などが

ずいぶんと、必要だったのでしょう。


その当時のぼくには

上手に炊けるようになった玄米は、

他のどんな食べ物よりも

おいしく感じられていました。


ぼくは、それまでは


栄養!=タンパク質!


が必要との思いから、


肉や、魚を毎日欠かさず

食べていました。


しかし、玄米食を始めて、

1週間、2週間と経つと、

肉も、魚も、自然と

それほど欲しく無くなりました。


そして、1か月も経った頃には、

肉も、魚も、卵も乳製品も食べない、

玄米菜食がすっかり

出来上がっていました(笑)


そうだったわけですが、

ぼくの体力は少しも

変わらずで、毎日、元気に

動けていました。


私がかつて怖れていたような、

肉や魚を食べないと、力が出ない。


すぐ疲れる。
すぐにバテル。


なんてことは、ちっとも

起こりませんでした。


その頃の私の仕事は、

自然食レストランを

3店舗マネージメントする、

仕事でした。


ほぼ一日中、
朝から夜中まで立ち仕事、

という日も珍しくない、

むしろそれが、全く普通な毎日でした。


それでも、肉、魚、卵、乳製品抜きの

玄米菜食は、全くなんの支障も

ありませんでした。


気長に、気長に、と思いながら、

ゆる~い気分で始めた

玄米菜食でしたが、


さっそく1か月目にして

軌道に乗った感じでした。

 

 

2:体に大異変!発生!

 

そんなこんなで、時は過ぎて、

玄米菜食をゆる~く始めて、

順調に3か月も

経った頃のある日。


ぼくは、急に胸の辺りが

ズキン、ズキン

痛むのを感じ始めました。


こりゃ働きすぎかなぁ、

なんて思っていましたね。


その頃は、新しくオープンさせる

店舗の開店準備と、

まだオープンして間もないの店舗が

軌道に乗るまでの忙しさが重なり、

毎日、帰宅は午前様な感じでしたので。


なので、これまでに

感じたことのなかった、

ズキズキと痛む胸の痛みも、

疲れだろうし、


一晩寝たら、明日にはなんともないだろう、

とか、のんきに思っていました。


しかし、そのあとトイレに

用を足しに行くと、


「おしっこが黒い」


なんとまぁ。


あぁ、血尿だ。


こりゃほんとに働きすぎだなぁ。


と妙にがっかりした

気分になりました。


まぁ、それまでの人生でも

過労で血尿が出たことは、

何度か経験があったので、


馴染みがあり、

ぼくにとっては、血尿はそれほど、

気になることでもありませんでした。


そして、次の日。


朝はいつもと変わらぬ調子でした。


まぁ、まずまずだな。


これは大丈夫そうだなと

思いました。


しかし、午前11時。


また、昨日の胸の痛みが

ズキン、ズキンと始まります。


こりゃ、たまらんなぁ。


一緒に働いていた方にも、

「顔が真っ青ですよ」

言われる始末。


そして、おしっこは

昨日と変わらず血尿。。。

 

その頃は、前述のように

私が責任者として

マネジメントしていた

3店舗のお店の中には、


オープンしたてで、

すごく大変な新店舗と、

オープン半年ほどの

まだまだ未完成で手が掛かる

店舗がありました。


それは、私にとって、

それまでの人生では

経験したことのない

ハードな状況でした。


「2店舗同時立ち上げの

 無理がたたったかなぁ、

 しゃーないなぁ。。。。」


とあきらめるしか

ありませんでした。

 

11時頃に始まった胸の痛みは、

時間の経過とともに、

じょじょに体を下に降っていきます。


胸から始まった、

体のズキン、ズキン

痛む場所は2時間ごとぐらいに、

順番に変わっていきます。


そして、夜になり、

20時になると、痛みは止みました。


「はぁー。大変だったー」


一日を終えた時には

そう思いました。


体?内臓?の各所が

ズキン、ズキン

痛むのをガマンしながら働くのは、

なかなかにツライことでした。


しかし、働く人達の誰もが

不慣れな新店舗で、

責任者のぼくが休むわけにも

いきません。


時に歯を食いしばりながら、

痛みに耐えて勤務を続ける。


そんな1日でした。


そして、あくる日。


朝や、働き初めは、

なんともありません。


「おっ、今日はもう、

 大丈夫かな?」


そう思っていたのも束の間。


午前11時を過ぎた頃。


今日も痛みは律儀に始まりました。


そして、私が1日十分に

痛みを満喫した、その後、

また、20時には痛みは止みました。


おしっこは血尿状態を

キープしています。


そのあくる日も、

また、そのあくる日も、

11時~20時の間続く、

ズキン、ズキン

体に響く痛みは、


勤勉とも思えるぐらいに、

毎日忠実に続くのでした。。。。


「あはは、

 こりゃまいったな。」


この頃になると、

それまでに、血尿の出るような

働き方には慣れていた、

さしものぼくも、


だんだんに気持ちが弱って

きていました。


血尿が続いているのは

まだしも、

11時~20時まで続く、

ズキズキとした体の痛み

まさに苦痛で、苦行でした。


果たして、ぼくの体は

どうなってしまったのか?


これから一体

どうなっていくのか?


次回に続きます。

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