1:いつもイライラして怒りが止まらない意外な理由とは?
【カウンセラー長谷川】:
怒りが止まらない人は
実は怒れない人なんだよ
【柴犬うみ】:
??
一休さんのトンチ話みたいだね
怒りが止まない、
いつもイライラしてしまう。
冷静になれば、怒らなくても
いいようなことに
毎回腹を立ててしまう。
そして、その結果職場や、
仲間内での自分の立場が悪くなる。
友人やパートナーと仲が悪くなる。
子供に悪影響を与えて
いるのではと怖くなる。
みなさんにも、このような
お悩みはありませんか?
あるとすれば、その原因は、
あなたが本当には
「怒れない人だから」
かも知れません。
心理カウンセラー
長谷川 貴士です。
- (本当に)
「怒ることが出来る人」の特徴とは - 本当には
「怒れない人」の特徴とは
1:(本当に)
「怒ることが出来る人」の特徴とは
イライラしたり、
腹を立ててしまうことに
困っているのに、
その理由が
「怒れない人」だから、
というのは一見、
矛盾していますよね。
しかし、これは本当です。
実は、しっかりと
「怒ることができる人」は、
「怒れない人」とは逆に
めったに怒りません。
そして、静かに怒ります。
静かなのですが、
その怒り方には迫力があります。
怒っている時に話す内容も
理路整然としていて、
反論の余地がありません。
その真剣さは、
怒りを向けている相手に
深い印象を残し、影響を与えます。
怒っている人の言葉を
無視することができないと感じます。
私たちが本当に
怒ることが出来ている時、
誰もがこの力を手にします。
例えば、聴衆が皆聞き入り
静かに感動するような
説得力の高い素晴らしい
スピーチが話されるとき、
「本当の怒りの力」が
使われています。
スポーツ選手が集中力を高めて、
観衆を目を釘付けにする
演技やプレーを披露するとき、
「本当の怒りの力」が
使われています。
「本当の怒り」は、
集中力や、自分の想いや
意思を伝える力です。
コミュニケーション能力や、
チャレンジ精神の一部でもあります。
2:本当には
「怒れない人」の特徴とは
「本当の怒り」の力が使えない、
つまり、
「怒れなくなって
しまっている人」の
特徴は以下の通りです。
■ いつも些細なことに
イライラしてしまう
■ 怒ると頭に血が上って、
声を荒げてしまう
■ 怒ると、時に、
手や足が出てしまう
物を壊す
「本当の怒りの力」が
使えなくなっていると、
上記のような特徴が出てしまう
理由は以下の通りです。
<1>
「(本当の)怒りの力」は
コミュニケーション力です。
「本当の怒りの力」が
使えなくなっている状態
(=本当には
「怒れない」状態)とは、
コミニケーション能力が
損なわれている状態です。
自分の意思を言葉に
できない状態です。
自分が表現できなくなり、
沢山の思いや言葉を
伝えずに呑み込んでしまいます。
たとえ、相手と
コミュニケーションできても、
自分の想いが相手に伝わらない。
自分の話しを相手に
聞いてもらえない状態です。
「本当の怒りの力」が
使えなくなっている状態
(=本当には
「怒れない」状態)では、
相手に自分の思いを
伝えることができずに、
悲しく惨めな思いをする状態です。
その状態が長く続くと、
押さえ込んできた言葉や、
我慢し続けてきた感情が
やがて爆発します。
溜まっていた感情が爆発するので、
どうしても、頭に血が上って、
冷静さを失います。
興奮して声を荒げてしまいます。
物を壊したり、乱暴なことを
してしまうこともあるでしょう。
<2>
「(本当の)怒りの力」は
チャレンジする力や
実行力でもあります。
「本当の怒りの力」が
使えなくなっている状態
(=本当には
「怒れない」状態)とは、
チャレンジする力や実行力が
損なわれている状態です。
言いたいことを言えずに、
いつも押さえ込んでいる状態です。
やりたいことができずに、
我慢し続けている状態です。
その結果、いつも
ガマンや不満が溜まっている
状態なので、
些細なことで、
大きく腹を立ててしまったり、
いつもイライラしている
状態になってしまいます。
「本当の怒り」の力が使えない、
つまり、
「怒れなくなって
しまっている人」は
上記の理由で、前述の以下の
特徴が出てきてしまうので、
とても怒りっぽくなります。
■ いつも些細なことに
イライラしてしまう
■ 怒ると頭に血が上って、
声を荒げてしまう
■ 怒ると、時に、
手や足を出てしまう
物を壊す
これが、
「本当の怒りの力」が
使えなくなっている、
「怒れない」状態の人が
怒りが止まらなくなる理由です。
◆ ◆ ◆
この「本当には怒れていない」
ことからのイライラや、
感情が高ぶって
押さえられない怒りは
カウンセリングによって
解消することができます。
カウンセリングによる
心のエクササイズによって、
本当の怒りの力が使える人に
1歩、1歩近づいて
行くことができます。
その結果、コミニケーションに
困らない人になります。
誰とでも、円満に話すことが
できるようになります。
必要なことを必要な時に
伝えられる人になります。
相手に自分の意見や思いを
聞いてもらえる人になります。
イライラを溜め込んだり
しなくなります。
怒り続けることも無くなります。
集中力や表現力も高まり、
存在感が増すので、
周囲から軽んじられる
こともなくなります。
自分の居場所ができます。
これが、カウンセリングによる
心のエクササイズによって、
怒りが止まない心の状態が
解消したあとに手に入るものです。
次回は怒りが止まない時に
自分一人で、すぐにできる
セルフワークについてお伝えします。
どうぞ次回もお楽しみに(^^)☆