両親の親代わりになる役割を手放し、自分を取り戻しました

お客様の声 ⑦
大阪府在住・女性・S.K様
2回目の利用後の声

 

<S.K様の声ここから>

 

私が長谷川さんのカウンセリングを

受けようと思ったきっかけですが、


私は昔からネガティブ思考で、

他人と関わることが苦手で

いつも緊張していました。


陽より陰、明るく華やかな道より、

苦難で暗い道を進んで選んでしまう人間でした。


それが自分の性格、性分なのだと

ずっと思ってきました。


ですが、心のどこかで楽しく人と

過ごしたり出来る人達のことを

羨ましくも思ってきました。


『私はいったい何をしているんだろう・・・』 


何をしていてもそんなふうに

思っている自分が常にいました。


私の父もまた同じように暗く、

人に背を向けている人間でした。


昔は、尊敬していた父親に対して、

今は、怒りと恨みの感情しかなく

もろくに聞いていない状態です。


毎日毎日、私に父の愚痴を聞かせ、

助けを求めてくる母や、


実家から出て行くことも出来ない、

1人で生きていく自信もない自分にも、

腹立たしい毎日を送っていました。


実家でも辛い、

他人と関わることも難しい。


自分の居場所を作りたい。


これから1人でどう生きて

いけばよいのか途方にくれる毎日に、


これではいけない、

変わりたいと思い、


ご縁があったのが長谷川さんでした。


◇ ◇ ◇


長谷川さんのカウンセリングは、

とても不思議な感覚でした。


父親の暗く屈折した人生。


私がそれに共感し、

同じように生きることで

父を尊重してきたのだということ。


母親に対してはいつも同情ばかりして、

守ってあげてばかりだと思ってきました。


しかし、今回、気づかされたことは、


母親がもっとしっかりして

父親と問題を解決してくれていれば、

子供にふりかからず、


私もこんなことに

はならなかったんじゃない?!


という怒りを 私は、母や父にも

感じていたことでした。


私は、長い間、その怒りの感情を抑えて、

無いことにしてきながら

生きていたことが分かりました。


それを自分が認めることで、

この感情はもう手放そうと

決めることができました。


両親に対して、あなた達の問題を

子供にも持たせようとしないで欲しい!


この怒りを手放しました。


◇ ◇ ◇


私が産まれる前に両親それぞれのお父さん、

つまり、私の祖父達は亡くなり、

会ったことがありませんでした。


しかし、その、今は亡き祖父達の存在を

セッションの中で、そばに感じることで、


突然、両親の存在が小さくなったような、

幼い子供達に見えてしまったような

感覚になりました。


同時に心強くなったというか、

私自身、スーッと気持ちが楽に

なっていくことを感じました。


自分自身が、両親の祖父と

心理的に同化していて、


祖父の役目、つまり、両親の父親の

役目を背負ってきたことを実感しました。


それが、私がその役割を手放し、

重荷を下ろし、

自分を取り戻した瞬間でした。


心理的に祖父の役目を

引き受けていた私には、


「子供でいてはいけない」という

「心の型」が子供の頃から

あり続けたということ。


私は両親の親代りの役目を

引き受けていたんだな、


ということが実感として

理解することができました。


私はこれから背負い込んでしまった

荷物を下ろして、


自分自身の運命を生きるという道を

歩いて行くけれど、


でも、それは、決して両親を

見捨てることではないのだと。


これも実感とともに

理解することができました。


正直、恐い気持ちはあります。


これまでは、恐くてできなかったことが

可能になるかもしれないのに…。


でもセッションの中で、

希望に満ちていた幼い頃の

自分の気持ちを抱きしめた時に、


確かに感じた幸福感、安心感、

高揚感を忘れずに胸に抱いて、


自分の人生を歩いていこうと思います。


本当に貴重な経験でした。


ありがとうございました。




< 長谷川 解 説 >


心理カウンセリング 大阪 ここがポイント!


私達が両親の期待に

100%応えることが出来ないように、


両親もまた、私達、子供の期待に

100%応えることはできませんでした。


両親の両親も、両親の期待に

100%応えることはできなかった

ことでしょう。


そもそも、私達は、

誰かの期待に応えるために

生まれてきたわけではありませんね。


私達は、まずは、自分を幸せに、

大切にするためにここに居る。


私はそう思っています。


もちろん、それぞれの立場で、

様々な責任はあるでしょう。


その責任を果たした後では、

過剰に誰かの期待に応えようと

するよりは、


自分の心の声を聴いて、

自分を大切に、幸せにすることが

出来ればいいんじゃないかな。


こう私は思っています。


ですけれども、


元気を失くしているように、

不幸せのように見えた両親を前にしたとき


「わたしも、お母さん(お父さん)と同じように

生きることで、お母さんの生き方を尊重します。


お母さん(お父さん)の人生や、

お母さんのしてきたこと、

生き方は何も間違っても、悪くもありません。


これが私からお母さん(お父さん)への愛です。 

どうか、この私からの「愛」を認めてください。」


無自覚の内にこのような生き方を

心の奥の方で固く決めてしまう方も

少なくありません。


このような思いを、

子どもが親に抱いていることが、

カウンセリングの中では、

よく現れてきます。


「私は、私だけが幸せになることで、

不幸せなお母さん(お父さん)を裏切り、

つながりを失うことを怖れます。」


「私は、お母さん(お父さん)の境遇に

私の境遇を合わせることで、

お母さんより幸せになりません。


そのことで、私はお母さん(お父さん)との

絆、連帯、関係性を保ちます。」


このような思いを、子ども、つまり私達が、

気付かないうちに、


母親や父親に抱いていることも

カウンセリングの現場では

よく見られます。


これは、


・気が付けば、親の生き方とそっくりな

 人生を歩んでいる。


・親の癖や習慣を気付くと引き継いでいる。


・母親や父親のそばから離れられない。



私達がこのような現実を生きているときの、

私達の心の奥に隠れてある思いです。


「私は、お母さん(お父さん)の

背負っている重荷を手伝いたいと思いました。

私だけが先に進んで幸せになることはしません。」


この私達の「愛」による思いが、

自分の心の奥にあることに気が付く時、

私達の心の中で何かが変わり始めます。


そして、人生に新しい明るさを

見つけることができます。


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