7:《まとめ》「罪悪感」が私達を不幸にする?

 

なんで、自分の人生は
何一つうまくいかないんだろう?

その理由は深層心理にある
「罪悪感」かも知れません。


心理カウンセラー

長谷川 貴士です。


今回はこれまでの

「罪悪感」シリーズの
<まとめ>です。

 

  • 「罪悪感」を
    抱えている時の症状
  • 「罪悪感」が
    引き起こすこと
  • 「罪悪感」が私たちに
    強制力を持つ理由
  • 「罪悪感」を抱える理由
  • 「罪悪感」を解消した
    あとに得られるもの

 

1:「罪悪感」を
抱えている時の症状


私たちが「罪悪感」を抱えている時に

起こりやすい症状は以下の通りです。


<人間関係が難しくなる>

・人が怖くなる
・人の目が見れない
・人と話せない
・人前で過度に緊張する
・異性に近づけない
・いじめられる
・集団が苦手


<心の健康が失われる>

・楽しめない
・笑えない
・怒りっぽい
・キレやすい
・恨んでいる
・心配性
・人を頼れない
・人前で泣くことができない
・元気がでない
・自分に自信がない
・ケアレスミスが多い
・様々な依存症
・うつ
・不眠
・パニック発作
・強迫症
など

 

 

2:「罪悪感」によって
引き起こされること


「罪悪感」は、

私たちが幸せになることへの
ブレーキなるばかりか、

私たちがマイナス方向に
進むことを後押しします。


心の中に抱えられている

「罪悪感」は、

自分を幸せから遠ざける
「強制力」を発揮し続けます。


なぜなら、私達は、

自分には罪があると
感じているとき、

自分を責める思いから
自分が罰を受ける
必要を感じるからです。


私たちは「罪悪感」を抱えていると

自分への罰として、

自分を喜ばせるものや
楽しませるもの、

円満な人間関係から得られる

温かさなどを、

自ら遠ざけるための失敗を
無意識の内に繰り返すようになります。


この「罪悪感」の作用は、

無意識の内に、
気が付けば行われているので、

避けることがとても難しいです。

 

 

3:「罪悪感」が
強制力を持つ理由

 

私たちは、心に抱えている
「罪悪感」と釣り合う
「罰」を受けていないと、

自分を責める思いで、
押しつぶされそうに
なることがあります。


そんなとき、私達は、自分が

ここに存在していること自体が、

ダメなことのように感じ始めます。


「私は生きていてダメだ」

このように感じ始めます。


私たちはこの思いから、

自ら「死」に近づいていくような
ことをし始めてしまいます。


しかし、多くの場合、私たちは、

「罪悪感」の重圧に押しつぶされて、
死んでしまうことを選ばずに、

自分が感じている「罪悪感」に
見合う「罰」を受けながら
生き続ける方を選びます。

 

 

私たちは心に
「罪悪感」を抱えながらも、

せめても、生き続けるために、

無意識の内に
自分に「罰」を与え続けます。


自分に与える、生き延びるための

「罰」として、

自分や、自分が大切に
思っている人達を
大事にすることができなくなります。

 

 

4:「罪悪感」を抱える理由


私たちが
「罪悪感」を抱えてしまう理由
には以下のものがあります。

・両親について悪いイメージがある
・家族、家系について
 悪いイメージがある
・自分のイメージの中の
 両親より幸せになること
・兄弟との不公平
(自分の方が恵まれている)
・家業を継がなかった
・災害や、戦争で生き残る
・他者を害してしまう経験
など

 

<家族に悪いイメージを持つと
 
罪悪感を抱えてしまう理由>


両親や家系について
悪いイメージを持つことは、

自分に命を与えてくれた
人達に悪いイメージを
持つことになります。

それは、
私達の深層心理の中では、
自分が、今ここに
存在できている理由としての

一番の恩人(=命の恩人)に
悪いイメージを持つこととなります。


私たちは、命の恩人に悪いイメージを

持つと、深層心理の中で、

それを「罪」だと感じ、
罪悪感を抱え始めます。

例えば、
多くの人が悪いイメージを
抱く人が居るとします。

しかし、その人に
お世話になった人や、

極端なことを言えば、
その人に命を助けられた人は、

多くの人が悪いイメージを
抱く人その人のことを

悪く言うことが出来ない
様子をイメージすることが
できると思います。


「私は、この人に恩がある」

と心が感じている人を
悪く言おうとすると、
「罪悪感」が生まれるからです。

その「罪悪感」を避けたいので、
私たちは、恩のある人を
悪く言うことは本来難しいです。

 

 

家族連鎖が原因で「罪悪感」を
 抱えるケースについて>


上記の「罪悪感」を
抱えてしまう理由を、

自分ではなく、
自分以外の家族が
抱えていることがあります。

そのために、

自分以外の家族が、
深層心理に「罪悪感」を
抱えていることがあります。


この時に私達が、注目するべき

ことは以下のことです。

私達の深層心理は、家族と
心の課題を共有することが
あります


この心の作用を
「家族連鎖」と呼びます。


この「家族連鎖」の

「家族同士は心の課題を共有する」
作用のために、

もともとは、自分以外の
家族が心に抱えている
「罪悪感」を、

自分が共有して心に抱えて
しまうことがあります。

 

< 家族同士が心の課題を
 共有する理由 >


私たちには、
家族のメンバーの間での
境遇の不公平を減らそうと
する本能が備わっています。


家族間にある境遇の不公平は
家族同士の争いの種になることがあり、

家族同士の協力関係にヒビをいれます。


家族は、本能的に、

協力し合うことを目指しています。

たとえ、生活することが
厳しい環境や状況でも、

家族同士が協力して
乗り越えていくことを
本能的に目指します。


それが、生き続けて、

世代を重ねて行こうとする

私たちの本能に叶う
選択だからです。


私たちにこの本能が

備わっているので、

家族同士の争いを
出来る限り避け、

家族間の協力関係が
保てるように、

家族のメンバーの間の
境遇の不公平を減らそうと
する強い衝動や思いが生まれます。


この本能のために、

私達は家族と心の課題
(罪悪感を含む)を

自分では自覚できない、
深層心理のレベルで共有します。


この家族と共有している
「罪悪感」のために、

自分の健康や幸せのレベルが、
下がってしまっていることが
あります。


この家族と「罪悪感」などの

心の課題を共有していることの影響は、

心理カウンセリングの
サポートを利用することで
解消することができます。

上記のような理由で
私たちは心の中に
「罪悪感」抱えてしまいます。



5:罪悪感を解消した
あとに得られるもの


・自分に自信が持てる
・将来に過剰な不安がなくなる。
 ほっとする
・怒りっぽさが減り穏やかな性格になる
・ケアレスミスがなくなる
・直感で色々と気が付くようになる
・人と気さくに話せたり、
 関われるようになる
・心の不調の症状が解消する
・笑顔が増える
など


「罪悪感」についての
<まとめ>はここまでです。


ここまでの「罪悪感」の解説が、
「罪悪感」を心に抱えている
ことのしんどさと、

その「罪悪感」を解消した時に
得られる、新しい人生について

それとなくイメージすることが
できる助けになっていたならば
うれしく思います。


私は、お客様が

心の中に抱えている
「罪悪感」を見つけ、

手放していくことを
心理カウンセリングを通して、
サポートしています。


なぜだか人生がうまくいかない。
幸せに踏み出せない。

不幸せばかりを
引き寄せてしまう。


このように感じられている方の
真の原因が、心に抱えている
「罪悪感」であるときがあります。


心当たりがある方は

ぜひカウンセリングに
お越し下さい。

「罪悪感」を解消して
今より幸せになることの
お力になります。