【深層心理の話】母親への思いは重要<前編>
【カウンセラー長谷川】:
私たちの心には、普段
自分では気が付いていない
深層心理の部分があるよ。
【柴犬うみ】:
へー。(柴犬の)
あたしにもあるのかな?
こんにちは。今日は、
今より幸せになるために、
何よりも必要なことについて、
心の専門家だけが知っている
深層心理の観点から
解説させて頂きます。
心理カウンセラー
長谷川 貴士です。
- 不幸を呼び込んでしまう
残念な心のクセ - 今よりも幸せになるために
何よりも必要なこと - 私達は母親より
幸せにはなれない?
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こちらから⇓(動画の長さ:12分48秒)
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私たちは、日々生活の中で、
ほんとうに沢山のストレスと
次々に出会うと思っています。
「こんなに苦しいことばかりなのは
一体誰のせいなのか?」
夫のせい?
母親のせい?
上司のせい?
政治のせい?
こんな風に思うことも
あるかも知れません。
「逃げ場もない、出口もない
もう消えたい」
「もう、こんな人生嫌だ。
いっそのこと明日、
目が覚めなければいいのに」
生きていると、こんな風に思う時も
あると思います。
かつての私の人生は、いつもそうでした。
毎日が苦しいことが当たり前で、
次はどんな嫌な目に合うのか?
どんな苦しいことが起こるのか?と
いつも怯えながら、生きていました。
何をやっても、苦しみ、失敗、
挫折が続くばかりだったのが
私の人生でした。
そんな失敗続きの人生だった私は、
家族に心配をかけ続けていたので、
家族の誰からも、私は結婚することが無い。
そう、思われていました。
そんな私の人生でしたが、
あることをきっかけに
大きく方向転換しました。
今では心の専門家である
心理カウンセラーとして
仕事を続けさせてもらっていますし、
両親に孫の顔を見せることもできました。
ずっと登り坂と、逆風と逆境しかなかった、
苦しみ続きの私の人生は、
今は、毎日が穏やかで、温かな、
幸せなものに変わっています。
私がこの変化を手に入れることが
できたのは、
心理カウンセリングの
サポートを利用して、
自分で自分の幸せを減らして、
不幸を呼び込んでしまう
残念な心のクセ
を手放すことができた時からです。
それでは、今日は、
自分で自分の幸せを減らして、
不幸を呼び込んでしまう
残念な心のクセ
とは何なのか?
その残念な心のクセを手放して、
今よりも幸せになるために
何よりも必要なこととは何か?
について解説させて頂きます。
1:不幸を呼び込んでしまう
残念な心のクセ
それでは、まずは、
自分で自分の幸せを減らして、
不幸を呼び込んでしまう
残念な心のクセの中でも
主な3つの心のクセについて
解説させて頂きます。
まずは、一つ目の心のクセです。
(1)
自分に自信がない
人が怖い
私は、心ある親切な友人、知人から、
「どうしてそんなに自信なさそうに
しているの?そんなにビクビクして
なくてもいいんじゃない」
こう指摘されたことが度々あります。
私はその指摘にびっくりしました。
自分に自信がない
人が怖い
この状態が私には当たり前過ぎて、
私は、自分が人前に出ると
自信なさげにビクビクしている
ことにまるで無自覚だったからです。
確かに、人前にでたときの
かつての自分の感覚を、今、思い出すと、
顔の表情が固まって、体がこわばって
息がしづらかったなと思います。
私たちは、温かな人間関係から
幸福感や充足感、
安心感や温かさを感じます。
自分に自信がなく、
人が怖いと、
人から遠ざかり、
また、人を遠ざけるように
なってしまうので、
温かな人間関係を
築くチャンスを失います。
私たちはその分、
本来なら得られてもいいはずの
幸福感や充足感、
安心感や温かさを失っています。
次は二つ目の心のクセです。
(2)
自分が好きになれない
自分が嫌い
自分を愛せない
自分を大切にできない
かつての私には、
「自分を大切にする」
「自分を愛する」
この感覚が少しもありませんでした。
「自分を愛してください」
「自分を大切にしてください」
そう言われても、
どうして良いのか1ミリも分からず、
実感できず、いつも戸惑うばかりでした。
私の心の状態は
心理カウンセリングのサポートに
出会うまで、
長い間この状態にあったので、
心ある友人や知人、家族から、
「それはやめときなよ」と
忠告されてしまうようなことが、
私にとっては、
「自分がするべきことはこれしかない」
「これは自分にとって最良のことだ」
と強く思い込んでしまうことを
何度も、何度も繰り返していました。
その結果、苦しみ、失敗、挫折を
経験することを
繰り返し選んでしまうばかりの
人生になっていました。
「自分を大切にする」
私にはこの思いや力がゼロで
全くなかったので、
自分が苦しむ選択肢、
自分が損をする選択肢が
どうしても良い物に思えて
しまっていました。
次は3つ目の心のクセです。
(3)
どうせ自分なんてダメ
いつも自分はダメ
私は、ちょっとした失敗をしたり、
困難なことに出会って、
物事がうまくいかなくなると、
いつでも、すぐに、
「やっぱり自分はダメだ。
いつも通り今回もダメだ。」
とすぐに思ってしまい
すごく悲しくなってしまったり、
すぐにあきらめて、
投げ出したりしていました。
悲観的に成りやすい心理状態では、
幸福感を感じられる時間は少なくなり、
自分の惨めさや、ダメさに
注目する時間が増え、
「自分は不幸」このセルフイメージが
心の中に根を下ろしてしまいます。
上記の3つが、
自分で自分の幸せを減らして、
不幸を呼び込んでしまう
残念な心のクセの中でも
主な3つです。
この3つはクセなので、
自分では望んでないのに、
気がつけば、自然に
心のクセの通りの考え方をし始めて、
抜け出せなくなってしまっています。
それでは、次章では上記に
挙げさせて頂いたような、
自分を不幸にする心のクセを手放して、
私たちが今よりも幸せになるために
何よりも必要なことについて
解説させて頂きます。
2:今よりも幸せになるために
何よりも必要なこと
私たちが今よりも
幸せになる方法の一つは、
上記で解説させて頂いた
自分を不幸にする
心のクセを手放すことです。
自分を不幸にする
心のクセを手放す方法は、
心に根付いてしまっている
心のクセを作ってしまう原因を
解消することです。
自分で自分の幸せを減らして、
不幸を呼び込んでしまう
残念な心のクセが
私たちの心に根付いてしまう
原因として、多いのが、
心の中に「罪悪感」を
抱えていることです。
その「罪悪感」の中でも
特に多く見られるのが、
母親に対する「罪悪感」です。
私たちが、
今よりも幸せになるために、
何よりも必要なことは、
「母親に対する「罪悪感」を
解消すること」
これであることが多いです。
それでは、なぜそう言えるのか
解説を続けさせて頂きますね。
3:私達は母親より
幸せにはなれない?
私達は母親に対して様々な思いを
抱えていることがあります。
「感謝してる」とか
「大切に思っている」、
反対に「憎い」「怖い」
「許せない」「苦手」など、
人それぞれ母親との関係性次第で、
母親に対して様々な思いがあると思います。
その自分で気が付いている
様々な思いとは、別に、
私達が普段、気が付くことない、
自分の深層心理の部分には、
母親へと向かうとても大きな
「愛」があります。
私たちは、
自分が「愛」している存在が
苦しんでいたり、困っている姿を、
放って置くことができません。
私たちの、深層心理の中では、
母親が、苦しむ姿や、困っている様子を
放っておくことができません。
しかし、苦しんでいたり、困っている
母親を私達が十分には助けられないことも
多くあると思います。
その時、私達は、十分に助けられなかった
母親に対して「罪悪感」を抱きます。
また、一方では、
自分が「愛」している「母親」が、
苦しむ姿や、困っている姿を、
放って置くことができない
気持ちがあることで、
私達には母親の幸せ度合を越えて、
自分だけが母親より幸せになることを
本能的に怖れる
この心の特徴があります。
幸せではない母親を一人残して、
自分だけが、幸せに向かって
前に進もうとするならば、
私達は、母親を捨て去る覚悟を
迫られているような感覚になります。
私たちは、自分の心の中にある
イメージの母親が
十分に幸せではないのに、
自分だけが幸せになると
母親を裏切ってしまって
いるような気持ちになったり、
母親を十分に助けられていない
自分には、幸せになる資格が
無いように感じられたりします。
母親に対して「罪悪感」を感じ始めて、
気持ちが重たくなってしまいます。
自分が喜びを感じる時、
自分が楽しい時、
ふと気が付けば、疲れた顔をしている
母親のことを思い出して、
その分、気持ちが重たくなって
手放しで喜ぶことができない、
楽しむことができない。
こう教えて下さったお客様は
これまでに少なくありませんでした。
これは、母親への「罪悪感」を
抱えている時に起こることです。
この母親への「罪悪感」がもたらす
苦しみを避けるために、
私達は無自覚の内に
自分が受け取る「幸せの量」を、
自分が心の中に持っている
イメージの母親の「幸せの量」と
同じになるように合わせようとします。
自分が心の中に持っている
イメージの母親が、幸せな笑顔ではなく、
疲れ顔、無表情、不満気な様子
などであれば、
私たちは、自分の「幸せの量」を
減らすために、
自分でも気が付かない内に、
様々な工夫を始めます。
その工夫の内の一つが、
自分で自分の幸せを減らして、
不幸を呼び込んでしまう
残念な心のクセ
を心の中に抱えておくことです。
自分が母親より幸せになって
しまうことへの「罪悪感」から、
自分の幸せを減らす
心のクセを握りしめて
手放せなくなっている方は
かつての私も含めて、
本当に多いと感じています。
◇ ◇ ◇
自分が母親より幸せになって
しまうことへの「罪悪感」は
心理カウンセリングのサポートを
利用することで解消することができます。
その結果として、
自分で、自分の幸せを減らして、
不幸を呼び込んでしまう
残念な心のクセ
を手放すことができて、
今よりも、幸せになることが
自然な流れの中で、できます。
今回解説させて頂いた、
私たちが心の中に抱えている
母親への「罪悪感」が、
自分でも気が付かない内に
私たちの幸せを減らしている
この心の働きは、
心の専門家だけが知っている、
普段自分では気が付いていない
深層心理の話だったので、
実感が湧かずに、
ピンとこなかった方も
いらっしゃるかと思います。
次回、
私たちの心の中にある
イメージの母親はどんな様子なのか?
幸せに笑っているのか?
それとも疲れ切っていて無表情なのか?
私たちは、母親に対して
自分が幸せに進むことについての
「罪悪感」を
抱えているのか?いないのか?
これらのことについて、
自分の深層心理の様子が
自分で分かる、
簡単で誰にでもすぐにできる、
シンプルなセルフワークを
ご紹介させて頂きます。
そのセルフワークに
取組むことによって、
自分が幸せになるためには、
自分の深層心理の中にある
母親のイメージがとても
重要であることを実感して頂けます。
それでは、次回もお楽しみに。