2:日本人の99%がまだ知らない生きづらさの本当の原因
生きづらさの原因が
「家族と協力し合いたい」と
願う人間の本能にあることが
あるんだよ
あたしたち犬も
家族の役割分担を守って
生きるために協力し合うよ
人間もおんなじなんだね
心理カウンセラー
長谷川 貴士です。
これからお読み頂く内容の中には、
日本ではまだ、99%以上の方がまだ知らない
(心理の専門家だけが知っている)
内容も含まれています。
そのために、
「それって初めて聞く話だけど本当なの?」
と感じられる情報もあるかもしれません。
しかし、これからお伝えさせて頂く情報は、
実際に、私が日々のお客様との
カウンセリングに活用している
知識とスキルの情報です。
その知識とスキルは、
お客様の心が癒されることで、
生きづらさを解消することや、
人生を変えて行くことに
とても役に立っています。
上記の知識とスキルとは私がこれまでに、
日本や海外の様々な先生から
学ばせて頂いた知識とスキルです。
その知識とスキルとは、主には
ファミリーコンステレーションと呼ばれるている、
20世紀後半から現在まで発展を続けている
心理学と哲学分野を横断している
知識体系とスキルです。
それに加えて、上記の知識とスキルを用いて、
実際に私がお客様にカウンセリングを
提供させて頂いてきた日々の経験の中で、
新たに導き出された知見も
お客様が人生を変えることに役立っています。
ここからお伝えさせて頂く情報は、
これまでに日々の生きづらさを解消するために、
色々と取組んではきたけれども、まだ十分な結果が
手に入っていない方が、
「生きづらさ」を解消して、
今よりも幸せになることが、
自分もきっとできる!
この希望を取り戻すことに役に立つ情報です。
- 生きづらさの「真の原因」とは?
- 「家族への隠れた愛」とは?
- 「家族への隠れた愛」が
「生きづらさ」を作る2つのケース
<1> 生きづらさの「本当の原因」とは
カウンセリングでは、
「生きづらさ」を解消するめに、
「(自分一人で)思い出せる」
子供の頃の記憶を扱うことがあります。
そこでは主に
・子供の頃の
トラウマ体験を癒すこと
・心の中で
両親と和解すること
この2つを目指します。
この方法は、これまでの実績から
生きづらさの解消に有効であることが
分かっています。
しかし、この方法だけでは
生きづらさを解消し切れないケースがあることも、
これまでの経験から分かっています。
なぜ、このようなことが
起こるのでしょうか?
それは「生きづらさ」の『本当の原因』が、
・心の中での両親との和解
・子供の頃のトラウマ体験を癒す
この2つ以外にあるからです。
つまり、自分で「思い出せる記憶」中にある
心の傷を癒すだけでは、
「生きづらさ」を十分に解消することが
できないことがあります。
私達の「生きづらさ」の「本当の原因」は、
自分では「思い出せない記憶の中に
あるケースが多く見られます。
私が、そのことを初めて教わったのは、
オーストラリアから来日された、
スティーヴ・ヴィナイ・ガンサー先生からでした。
ヴィナイ先生は、オーストラリアで
国家認定のカウンセラー教育プログラムを
提供されていた先生です。
ヴィナイ先生からは、
「生きづらさ」の『本当の原因』は、
【 家族への隠れた愛 】だと、教わりました。
私達の誰もが心の深いところに抱えている
【 家族への隠れた愛 】は、私達が
自分一人では思い出せない【記憶】に属しています。
< 手前中央がヴィナイ先生、その左隣の男性が私(2013年)>
<2> 「家族への隠れた愛」とは?
これから解説し、お伝えする情報は、
「生きづらさ」を解消するための
「核心」にあるとても重要な情報です。
しかし、同時にほとんどの方にとっては、
初めて触れる情報になると思います。
そのために、すぐには理解しづらい内容に
なるかもしれませんが、どうぞ、
気楽にお読み頂ければと思います(._.)、
【 生きづらさ克服のための「核」になる情報 】
※以下の情報は、私たちが自分一人では
意識することができない心の部分である、
深層心理の部分の解説です。
私達は、たとえ自分の両親を
嫌っていたとしても、
祖父母やルーツの方々に
悪い印象を持っていたとしても、
心の深い所では、
家族の全員をとても
深く愛し続けています。
そのために、
以下に示すような出来事が
家族の歴史の中に起きていたならば、
私達は家族を愛しているがゆえに、
無意識の内にとても心配をしています。
< 出来事の例 >
1:両親や祖父母の離婚
2:両親の早過ぎる死※
3:両親の兄弟の早過ぎる死
4:自分の兄弟の早過ぎる死
5:両親が夢をあきらめたり、
断念せざるを得なかった
6:祖父や祖母の戦争体験
など。
※「早過ぎる死」とは、
子供の頃や40才くらいまでに、
病気や事故で亡くなってしまうことを
指しています。流産や中絶も含みます。
家族の歴史の中に
上記のような出来事があると、
その出来事を経験した家族は、
「心の傷」を負うことがあります。
そして、その「心の傷」が
十分に癒されないままだと、
その「心の傷」は
「 家族 の 記憶 」になり、
家族の心の中で共有されます。
「家族の記憶」は、その「記憶」の
心の傷が癒されるまで、
代々子孫に受け継がれていきます。
(=「家族連鎖」)
私達は、誰しもが持つ
この心の仕組みのために、
気がつかない内に、「家族の記憶」を
深層心理に受け継いでいます。
この「家族の記憶」こそ、
自分では「思い出せない記憶」
の中心です。
そして、私達は、
この「家族の記憶」の情報から、
「心の傷」がまだ癒されていない
家族のメンバーが居ることを
深層心理の中で知ります。
そして、家族への愛ゆえに、
その心が傷ついた家族メンバーの
助けや支えになりたいと望み始めます。
この思いが、
【家族への隠れた愛】です。
この「家族の記憶」と
【家族への隠れた愛】こそが、
私達の「生きづらさ」の「本当の原因」です。
なぜ?そう言えるのか?
その理由については、
次の章で詳しく解説させていただきます。
============
《 この章のまとめ 》
私達が「生きづらさ」を
解消するためには、
・自分の深層心理にある、
【家族への隠れた愛】に
気が付くこと、
・「家族の記憶」を癒すこと、
これが必要となります。
=============
私の提供している
心理カウンセリングでは、
自分一人では行うことが難しい、
この気付きと、癒しをサポートしています。
<3> 【家族への隠れた愛】が
「生きづらさ」を作る2つのケース
「家族の記憶」と
【家族への隠れた愛】が、
私達の「心の不調」や生きづらさの
『本当の原因』と言えるのはなぜか?
2つのケースを示して
解説させて頂きます。
=========
<ケース1>【 愛による寄り添い 】
私達が泣きたいぐらいに、
つらく、苦しんでいる時。
その思いに、黙って寄り添い、
近くに居てくれる人がいたのなら、
一人ぼっちでいるよりも
ずっと心強いと思います。
黙って隣に寄り添うこととは、
「愛」の表現です。
私達が受け継いでいる、
「家族の記憶」の中で、
家族の誰かの「心の傷」が
まだ癒されていない時、
私達は、そのつらい経験のために
苦しんでいる家族に、心の中で
黙って寄り添い続けようとします。
それが、私達から家族への
「愛」の表現です。
私達が、「愛」を持って、
つらい気分の家族に寄り添う時、
私達もまた、そのつらい気分の家族と
同じようにつらい気分になります。
この傷ついた家族に
心理的に寄り添い続けるつらさが、
何年も、何十年もの間、続くならば、
私達の心はストレスに弱くなり、
「生きづらさ」を感じ易くなります。
====以下、< 例 >です。====
<両親の離婚を経験した子供のケース>
両親の離婚は、離婚した当人である
父親にとっても、母親にとっても辛い出来事です。
父親や母親の心に傷が残ることもあります。
子供は、親に出来たその心の傷に、
無意識の内に気が付き心配し始めます。
親の心の傷の痛みに
心理的に寄り添います。
子供はその分つらくなり、
元気を減らします。
その状態が何年も、何十年も続くと、
子供は気分が落ち込みがちになります。
ストレスにも弱くなり「生きづらさ」を
感じ易くなります。
このために、親が抱える「心の傷」が
自分を苦しめているかのように思い始め、
親を憎むようになることもあります。
その時、子供は親に対してイライラし始め、
怒りっぽくなります。
やがて、このイライラや怒りっぽさは、
出口を探して親以外の人達にも向くようになります。
(いわゆる八つ当たりです)
イライラし易く、怒りっぽいことで、
様々なトラブルを抱えたり、
損をしたり、失敗することが続くことで、
子供は自分に自信を失うかも知れません。
また、イライラし易く怒りっぽいことで、
パートナーシップを始め様々な人間関係が、
どうしてもうまく行かず、
絶望的な気分になってしまうかも知れません。
この例のように、初めは、
「心の傷」を抱えた親に対しての
心配や愛情であったものが、
子の人生にストレスを増やし、
「生きづらさ」が生じます。
これが、<ケース1>の
【 愛による寄り添い 】が
「生きづらさ」の『本当の原因』に
なっているケースの例でした。
<ケース2>【 お葬式・弔い 】
私たちは家族の死を弔う時、
私たちは家族の死に
向き合う時間を持ちます。
お通夜やお葬式はその時間です。
私達は家族のメンバーが
早過ぎる死を迎えたとき、
心に傷が残ることがあります。
その「心の傷」が、
十分に癒されていない時、
家族の歴史の中で起きた
家族のメンバーの早過ぎる死は、
家族の他のメンバーに
「心の傷」を残すことがあります。
その家族の「心の傷」が
十分に癒されていない時、
早くに亡くなってしまった
家族への未練や思慕が減らずに、
お葬式の時のような気分が
いつまで抜けないことがあります。
その、「心の傷」や
お葬式の時のような気分が、
「家族の記憶」となり、
家族のメンバーの間で共有され、
親から子へと受け継がれていきます。
(=家族連鎖)
私達に「家族の記憶」が
受け継がれていると、
自分でも気が付かない内に、
家族の早過ぎる死のために
「心の傷」を負った家族のメンバーに
心理的に寄り添い始めます。
そして、その家族のメンバーと同じく、
お葬式のような気分になってしまいます。
私達は、家族の死と向き合う時間である、
お葬式の時に、楽しい気分や元気にはしゃぐ
気分にはなりませんね。
明るい将来に希望を膨らませて、
わくわくしたり
自分が持っているものの良さに
目を向けて笑顔になることもないでしょう。
このよう状態が長い時間続くのなら、
私達は塞ぎ込み、ストレスに弱くなり、
生きづらさを感じ易くなってしまいます。
====以下、<例>です。====
<母親が子供の頃に
姉の死を経験しているケース>
母親がまだ子供だった頃に
姉の死を経験すると、
母親の心の中にショックや悲しみが残り
「心の傷」となることがあります。
その「心の傷」が癒されることが
なければ、「家族の記憶」となります。
「家族の記憶」は子供にも受け継がれます。
子供は、無意識の内に、
母親が姉の早過ぎる死にショック受け、
悲しみ、「心の傷」を抱えていることに
気が付きます。
母親への愛のために母親を心配し始めます。
母親が死者(母の姉)を気に掛け続けている
お葬式の時のような気分に寄り添うことで、
子供自身もお葬式の時のような
気分が続くようになります。
このために、自分が何をすると楽しいのかが
分からなくなったり、自分の明るい未来を
描くことができなくなったりします。
人とも明るく交流することが難しくなります。
そのことがストレスとなり
「生きづらさ」を感じ易くなります。
これが、<ケース2>の【 お葬式・弔い 】
が「生きづらさ」の「本当の原因」に
なっているケースの例でした。
==========
この2つのケースが、私たちが
自分では「思い出せない記憶」である、
「家族の記憶」の中に居る、
「心の傷」を抱えた家族メンバーへ、
私達が愛を向けること
(=【家族への隠れた愛】)から
「生きづらさ」が起きているケースでした。
この2つのケースのように、
私達が、【 家族への隠れた愛 】
を持っていることが、
「生きづらさ」の『本当の原因』
となっていることが多いです。
◇ ◇ ◇
今回の記事の内容はいかがだったでしょうか?
私は、「生きづらさ」を解消するために
【 家族への隠れた愛 】を見つける
心理カウンセリングを提供しています。
それでは実際には心理カウンセリングで、
どのようにして、
「生きづらさ」を解消するための
サポートをしているのか?
次回とその次の記事をお読み頂ければ、
分かるようになっています。
次回の記事では、
「なぜ?私達は同じ失敗を
繰り返すの?その理由は
『〇〇〇〇』です。」
をお伝えします。
心の中にある、「〇〇〇〇」が
私達の人生を支配している。
そう言えるかも知れません。
頑張っても、努力しても、
同じような失敗が続く人生から
抜け出せない時、
私達は絶望して、そのストレスから、
「生きづらさ」を感じ易くなります。
次回は人生で同じ失敗を
繰り返してしまう原因について
解説させて頂きます。
それでは次回もお楽しみに(^^)/
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1:頭で考えて対処しても良くならない「生きづらさ」の秘密
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