4:人生脚本を変えて、自分を変える


いつも同じ失敗を

繰り返してしまう自分を

もう責めなくても大丈夫です。


「人生脚本」を変えることで、

 人生は無理なく変わります。


心理カウンセラー

長谷川 貴士です。


私達は、7歳頃までに決めた

「人生脚本」が変わるまで

同じような失敗を繰り返し、

同じような苦しみに

出会い続けてしまいます。


色々と頑張ってはいるのに、

同じ失敗を繰り返したり、

同じ苦しみに出会い続けると、


「なんで自分ばっかりが

 こんな目に会い続けるんだろう?」


と運命を呪いたくなったり、


「どうして自分はやめらないんだろう?」


「どうして自分は変われないんだろう?」


と自信を失って惨めな気持ちに

なってしまいがちかと思います。

私はそうでした。

※惨めな気持ちで生き続けてきた
 私の半生はこちらから⇓
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同じ失敗を繰り返したり、

同じ苦しみに出会い続けると


自分の力では抜け出せないような

行き詰まりや出口の無さを人生に感じます。


この時に感じる強いストレスが

蓄積されることで、

私達はより「生きづらさ」を

感じ易くなってしまいます。


今回は「生きづらさ」を

無理なく克服できるチャンスである、

「人生脚本」をどう変えていくのか?

を解説します。


  • 「心の病」の原因は、
    自分の外にはない。
    これが最大のチャンス!?
  • 「生き方のルール」と
    「心の型」はどこにある?
  • 鍵を握るのは「脳」と「心」の関係
  • 「人生脚本」を変える
    5つのステップ
  • 脳の思い込み、
    「生き方のルール」や
    「心の型」を手放す仕組み
柴犬うみと花のイラスト

  

1> 「生きづらさ」の
 原因は自分の中にある
 これが最大のチャンス!?

  

「生きづらさ」の原因となるストレスが

生まれる原因として「人生脚本」があります。


こう聞くと「人生脚本」があることが

嫌なことに思えますよね。


しかし、逆に考えることもできます。


「生きづらさ」を克服するチャンス

自分の心の中にある「人生脚本」にある

とも言えます。


自分の中にある「人生脚本」を

変えることで克服できる

「生きづらさ」があるからです。


「生きづらさ」の原因となる

「人生脚本」の中身は、

7才頃までに自分で作った

生き方のルール」と

そのル―ルを守るための

心の型」(=心の自動反応)でした。


ここに「生きづらさ」や

人生で繰り返している

失敗を手放すための

最大のチャンスがあります


この「生き方のルール」と

「心の型」さえ変えることや、

手放すことが出来れば、

人生は全く別なものに変わっていきます。


人生を変えていく鍵がここにあります



柴犬うみと竹



<2>「生き方のルール」と
「心の型」はどこにある?

  

それでは、「人生脚本」の中身であり、

人生を変えるチャンスを秘めている

「生き方のルール」と

「心の型」(=心の自動反応)

を変える方法について解説を続けます。


「生き方のルール」と「心の型」を変えるには、

まずは、自分がどのような

「生き方のルール」と「心の型」を

持っているのか

見つける必要があります。


それでは、

「生き方のルール」と「心の型」は、

一体どこにあるのでしょうか?


そもそも「生き方のルール」と

「心の型」(=心の自動反応)は、


法律のように、文字で書かれた

目に見える「ルール」でも無ければ、

手で触れることができる「型」でもありません。


多くの場合、自分自身では

自分がどのような

「生き方のルール」と「心の型」を

持っているのか?分かりません。


それがあることを自覚する

ことがとても難しいです。


それは、心の専門家である

心理カウンセラー自身も同じです。


心理カウンセラーであっても、

自分の「生き方のルール」や

「心の型」を自分自身で見つける

ことは難しいです。


その理由は、「生き方のルール」と

「心の型」が置かれている、

「場所」の特徴のためだと思われています。


その「場所」とは、私達の「脳」の

深い部分にあるようです。

  

柴犬うみと草

  

<3> 鍵を握るのは
「脳」と「心」の関係


「脳」と「生き方のルール」や

「心の型」を始めとする

「心」との関係性の話を

丁寧に解説するならば、

説明がとても長くなってしまうので、

ここでは、手短に要点だけを

簡潔に解説させて頂きますので、

気楽にお読み頂ければと思います。

  
<「脳」と「心」について>


「脳」の深い位置は、

 呼吸や、消化、 心臓の動きなどの

 「生命維持機能」を司っています。


「家族への愛」や「子供の怖れ」からできる

 「生き方のルール」と「心の型」が、

  置かれている心の部分は、

 「脳」の深い位置での「記憶」にあると

  考えられています。


「脳」の深い位置には呼吸や、

 心臓の動きを司る「生命維持機能」の

 部分が置かれています。


 呼吸や、心臓の動きなどの

 「生命維持機能」を変えることは

 自分の命を危険にさらすことになりかねません。


 ですから、呼吸や、心臓の動きなどの

 「生命維持機能」は変わることが

 想定されていない機能です。


 呼吸や、心臓の動きなどが、

 終生変わらず同じように動き続けてくれることで、

 私たちは生きています。


 その 「生命維持機能」の部分と

 同じく脳の深い位置にある「記憶」は、

 「生命維持機能」と同じく

 終生変えてはいけない部分と

 して扱われていると考えれらています。


終生変えてはいけない部分の中にある

「生き方のルール」や「心の型」は、


自分を言葉で説得することで変えることを試みたり、

意識して努力で変えようとしてみても、

変えることができません。


さらには、呼吸や心臓の動きが

無自覚の内に自然と行われているように、


「生き方のルール」や「心の型」の作用も

無自覚の内に自然と行われているため、


自分がどのような「生き方のルール」や

「心の型」を抱えているのかについて、

自分で気が付くことがとても難しいです。

呼吸や、心臓の動きが日々、

何十年も変わらないように、


「生き方のルール」や「心の型」による

自動反応からの行動を、私達はずっと

繰り返してしまいます。


これが、「脳」と「生き方のルール」や

「心の型」との関係でした。

  

ここがポイント!


     

<4> 「人生脚本」を変える
5つのステップ


上記のような理由で、

自分一人では、変えることが困難な

「生き方のルール」や「心の型」も、


「生き方のルール」や「心の型」の専門家である

心理カウンセラーのサポートがあれば

変えることができます。


「生き方のルール」や「心の型」が変われば

<人生脚本>が変わります


<人生脚本>が変われば

人生を変えることができます


<人生脚本>を変えるために、

以下の5つのステップがあります。


【 人生脚本を変える5つのステップ 】


ステップ ①

 深層心理の中に引き継いでいる

 「家族の記憶」を見つける


ステップ ②

「家族の記憶」と紐づいているために、

「生きづらさ」の原因となっている、

「家族への隠れた愛」を見つける

 
ステップ ③

「家族への隠れた愛」

 =「家族を助けたい愛」から生まれている

 「生き方のルール」と「心の型」を手放す


ステップ ④

子供の頃の「怖れ」から生まれた

 「生き方のルール」と「心の型」を
  見つけ、手放す


【 <ステップ①~④>の 成 果 】

「人生脚本」が変わる、手放される

 繰り返されてきた失敗のパターンの解消

 生きづらさや、前に進めない感じの解消

● ストレスが減り、「心の回復力」が高まり

  元気や笑顔が増える


ステップ ⑤

 両親などの家族と心の中で和解する


【 成 果 】

 生きていることへの深い安心感が得られる

 自己肯定感が増す

 人間関係の円満さや円滑さが増す

 自分に自信が付く

 ストレスが減る

 元気がでる


=========


この<5つのステップ>を進むことで、

「生きづらさ」は無理をすることなく、

克服することができます。


人生で繰り返されてきた同じような失敗を

手放すことができます。

新しい自分に変わることができます。

柴犬うみと家

<5> 脳の思い込み、
「生き方のルール」や

「心の型」を手放す仕組み

  

上のステップの中にある、

「生き方のルール」と「心の型」を

手放す仕組みについても、

簡潔に解説させて頂きます。


「生き方のルール」と「心の型」とは、

言わば、

「脳」の深い部分での「思い込み」です。


この「思い込み」を変えることが

できればいいわけです


<「脳」の深い部分>の

「思い込み」なので、

変えることが難しいことは

前述させて頂きました。


ところが、逆に

<「脳」の深い部分>の

「思い込み」だからこそ

できることもあります。


<「脳」の深い部分>には、

「時間」や「場所」、「対象」の

感覚がありません。


「時間」や「場所」、「対象」の

感覚は「脳」の浅い部分にあります。


ですから、

「生き方のルール」と「心の型」には、

「時間」や「場所」、「対象」の

感覚がありません。


このために、

「生き方のルール」を

適応しなければならないのは

「いつ」なのか?


「生き方のルール」を

適応しなければならない

「場所」はどこなのか?


「生き方のルール」を

適応しなければならないのは

「誰」に対してなのか?


これがあいまいです。


なので、

<「脳」の深い部分>の

「思い込み」を作った当時と

似たような状況になると、


その当時と

「場面」も「対象」も違っても、

いつも、同じ反応を自動的に行ってしまいます。


これが「心の型」の正体であり、

私達を前に進ませない、

<人生脚本>の仕組みです。


< 例 >

小学生の頃、発表で間違ったことを発言した時に、

クラスメイトに馬鹿にされた

先生も助けてくれなかった、とても嫌だった


→できた「生き方のルール」 

 発言を間違うと馬鹿にされるので、

 発言を間違ってはダメ


それ以来、発表で間違うことが怖くなり、

発言しなくなった。


→できた「心の型

 発表が求めらる場面で、発言しない


上記の「生き方のルール」と

「心の型」のために、

大人になってからも、


大勢の前で発言が求められると、

間違うことが怖くなり、

発言することができなくなる。

(例ここまで)


しかし、逆にこの特徴が、

<「脳」の深い部分>の

「思い込み」を変えることの

メリットになります。


カウンセリングの時間に、

「生き方のルール」と「心の型」を

作ったと思われる

「場面」や「対象」を再現するワーク

を行います。


前述のように、

<「脳」の深い部分>では、

「時間」「場所」「対象」の

感覚が無いので、


「今」のカウンセリングの時間と

「思い込みを作った当時」との

区別があいまいです。


そこで、お客様の

「思い込みを作った当時」を

再現しているワークを行い、

お客様に、

「思い込みを作った当時」とは

別なことを選択してもらい、

別な体験を学習してもらいます。


「思い込みを作った当時」とは

別なことを行い、体験したことで、

「生き方ルール」以外のことを

しても大丈夫なことが理解され、

「生き方ルール」が必要なくなります。


その結果、<「脳」の深い部分>の

「心の中にあるルール通りに

 これを繰り返さなければならない」

 という「思い込み」は

 溶けてなくなります。


====以下、<例>です。=====


<女性・Mさんのケース>

Mさんがカウンセリングを利用したところ、


<「脳」の深い部分>の「思い込み」で、


「私は愛されない人間。

 だから、傷つかないように

 初めから人には近づかない。」


こう「思い込ん」でいることが見つかりました。


Mさんは、上記の<「脳」の深い部分>の

「思い込み」のために、

家族、恋人、パートナー、友人との

距離がいつも縮められずにいて、

愛情関係にストレスを

抱えがちな人生を生きてきました。


Mさんがその生き方を変えて

人間関係のストレスを解消する

ことをサポートするために


Mさんが「思い込みを作った当時」を特定して、

再現するワークを行います。


Mさんが、「思い込みを作った当時」

として特定された「場面」は以下の場面でした。


Mさんが子供の頃、お母さんは

いつも忙しくしていたので、

Mさんはお母さんに遊んでもらうことも、

話しかけることも出来ず、


お母さんとの交流を我慢しなければならない

「場面」が多くありました。


その「場面」では、Mさんは、

お母さんには、自分の存在が居ないことのように

されていると感じていました。


子供の頃のMさんは上記の「場面」で感じる

つらさを少しでも減らすために、


「私は愛されない人間。

 だから、傷つかないように

 初めから人には近づかない。」


この「思い込み」を作り、

お母さんに愛されることを期待しないことで、

つらさを感じるお母さんとの距離感に

馴れることを選びました。


このMさんの「思い込みを作った当時」を

再現するワークで、

Mさんに、子供の頃にはお母さんに

言うことが出来なかった、


「お母さん私の話しを聞いて!

 私と遊んで欲しい。」


このセリフをお母さんに伝えます。

そのことで親しい人との関係において、

これまでとは別なパターンの行動も

行っていいことを自分の「脳」に教えます。


Mさんは、親しい人との関係性における

自分が取るべき態度の正解がこれまでに

思い込んでいた、

「初めから人に期待しないし近づかない」の

一つだけではないと分かることで、


自分にはこれしか選択肢が無いと決めた

「思い込み」を握りしめている理由が無くなり、

「思い込み」を手放すことができます。


Mさんは、カウンセリングのサポートを得ることで、

「私は愛されない人間。」

この「思い込み」を手放すことで


「思い込み」から生まれた

「生き方のルール」である、

「私は傷つかないように

初めから人には近づかない。」が書き変わり、


「心の型」として人間関係において

自動反応してしまっていた、

「家族、恋人、パートナー、友人との

 距離をいつも縮めることをしない」

が解消されます。


Mさんは、「生き方のルール」と

「心の型」が変わったことで、

「人生脚本」が変わり、

人生を変えることができます。


=======


これが、心理カウンセリングの

サポートを利用して、


人生を無理なく変えて、「生きづらさ」を

解消するための方法でした。

もし、人生を変えたい、

「生きづらさ」を解消したい。


このような希望がありましたら、

私のカウンセリングを

ご利用頂ければうれしく思います。

大丈夫です!人は変わることができます。

心理カウンセラー
 長谷川  貴士

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3:私達がなぜか?同じ失敗を
  繰り返す理由『人生脚本』

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