3:日本人らしさとはムリとガマンと罪悪感?


【カウンセラー長谷川】:

日本人らしさとは、
ムリとガマンと「罪悪感」に
ありそうだと感じているよ。

 

【柴犬うみ】:

あたしは呑気な柴犬で
日本犬だけど、犬と違って、
日本人って大変そうだね。

 

心理カウンセラー

長谷川貴士です。

 

  • 日本人には「罪悪感」が
    「家族連鎖」している
  • 世代を越えて伝わる
    「家族の記憶」としての「罪悪感」
  • 日本人らしさとは
    ムリとガマンと「罪悪感」?

 

 

1:日本人には「罪悪感」が
「家族連鎖」している

 

私は、日本人は深層心理に

自分でも気が付いていない

「罪悪感」を抱えている

ことが多いと感じています。


私は、そのことに、

心理カウンセラーとして、

お客様の深層心理と向き合い続けて

きた中で気が付きました。


私のカウンセリングを
利用して下さった、

お客様の皆さんの深層心理には、


お客様自身が気づいていない

「罪悪感」があることが

とても多かったです。


深層心理に抱えてしまっている

「罪悪感」は

幸せへの(心理的な)ブレーキ

として作用します。


この「罪悪感」の

心理的な作用のために、


「幸せになりたいのに、

 幸せを壊すようなことをしてしまう。」


「なぜか、元気が出ない。」


「チャンスになると、踏み出せない」


「人が怖い。目が見れない。 

 人の輪に入れない。話せない。」


このような心の傾向を持つことに

なってしまっていたお客様が

少なくありませんでした。 


お客様が深層心理に

「罪悪感」を抱えてしまう理由は、

それぞれの方に

それぞれの理由があります。


その「罪悪感」を抱えてしまう

理由の一つに、

家族連鎖があります。


「家族連鎖」とは、

心理的な課題が親から子へと

引き継がれていくことを言います。


それは、何世代、何十世代と

続いていくことが知られています。


「家族連鎖」を通して、

私たちが抱えてしまっている

「罪悪感」の1つであり、


同時に「日本人らしさ」を

作っていると思われるのが、


「稲作(米作り)」を通して

生まれた「罪悪感」です。


前回までに、すでに、
日本で

「稲作(米作り)」を行うことが、


どれぐらい無理があり、

リスクが高いことだったのかを

解説させて頂いてきました。


私達は、私達の心にある

「家族連鎖」の仕組みを通して、


日本では無理がある

「稲作(米作り)」を長年続けてきた

影響を心に受け継いでいます。


ここで、私達が抱えているその影響とは、

どのようなものなのか?について、

より具体的で明確に分かるために、


私達のルーツ(先祖)が

「稲作(米作り)」を続けることで

味わってきた、無理と「怖さ」について、

1度イメージしてみてください。

 

 

イメージしてみてください

 
日本では、お米は1年に1度しか

収穫が出来ません。


1年に1度の収穫しかできない、

稲作が、大凶作となれば、


1年後の10月まで、

1年間、お米の収穫がありません。


稲を育成してきた、4月~10月までの

半年間の労働と苦労が報われず、

何も手に入らず、


更に、次の1年先まで、

働いても収入がありません。


また、1年先にお米が収穫できる

保証もどこにもありません。


1年後もまた、凶作の

可能性も少なくありません。


そんな状態を想像してみて下さい


その年の米が収穫できなければ、

貯えが十分な家以外では、

貧困状態や飢餓状態に

なることを意味します。


飢餓のために、家族の中で

誰かが亡くなることに

なることも多かったようです。     


冬になり、いよいよ食べ物が無くなると、

山にある食べ物のない小屋に、


お祖母さんや、お祖父さんを置きに行く、

姥捨てや、爺捨ての昔話は有名ですね。


江戸時代の日本の首都の江戸では、

町中でも、姥捨てや、爺捨てが

行われるのが珍しくなかったようです。


飢餓状態で犠牲になるのは、

お祖母さんや、お祖父さん

だけではありません。


コケシ(子消し・間引き)の習慣は

昭和になっても、稲作以外では

お金を稼ぐことができない田舎では

行われていたようです。


前述させて頂いている

「娘を売る」ということも

必要になることがありました。


このような出来事は、

家族の誰にとっても、

言葉にできない、つらさに

満ちた出来事であったと思います。


誰もが話したくない、悲しく、

苦しい出来事だったでしょう。


加えて、家族の犠牲の上に

生き延びた人には「罪悪感」が生じます。


これが、私達のルーツ(先祖)の

「稲作(米作り)」の体験です。

 


    < 稲穂が実り出した時期の稲 >

 

このような、誰にも語られず、

家族の一人、一人の胸の内に

しまわれたままになって

しまわれている「罪悪感」は、

癒されることが難しくなります。


癒される機会が得られなかった

「罪悪感」は、

心の中にそのまま残り続けます。


そして、それは、

家族の記憶となります。

 


2:世代を越えて伝わる 
「家族の記憶」としての「罪悪感」

 

「家族の記憶」は世代を越えて

引き継がれていきます。


世代を越えて情報を伝える役割がある、

遺伝子の中には、


親やルーツの「記憶」を

運ぶ遺伝子が見つかっています。

 

※詳しくは下記の記事をご覧ください。

 

子孫が親やルーツの「記憶」を

引き継ぐことで、

危険を早期回避できる

可能性が高まります。


自分の親やルーツが経験した、

危険な体験の「記憶」が引き継がれて

いることで、


身に迫っている「危険」な状況の

前兆や前触れに出会うと、


ルーツから引き継いでいる

「記憶」の感覚と似たものを感じて、


いち早く嫌な感じや、

不安な感じがします。


その感じに従って、いち早く、

危険を避けるための行動が起こせる

ようになります。


私達に「記憶」を運ぶ遺伝子が

備わっているのは、


この、いち早い「危険回避」が

生き延びるために有利に働くためだと

考えられています。

 

例えば、私達は、初めて来る場所なのに、

不思議と懐かしく感じることがあります。


ニュースや映画で初めて見る景色の中に、

妙に心が引かれる景色があったりします。


そんなときには、ルーツから

引き継いでいる「家族の記憶」が

関係しているのかも知れません。


日本人には、このような

「家族の記憶」として、


「罪悪感」が

受け継がれていることが

多いかも知れません。


私がお客様とカウンセリングを

させて頂くと、


お客様自身の経験とは

つながっていない「罪悪感」を、


お客様が強く感じていらっしゃる

ことと頻繁に出会います。


お客様が教えてくださる、

「なぜか?いつも過剰に

 イライラしてしてしまう」


「理由の分からない不安感に

 急に襲われて、ざわざわして

 苦しくなってしまう。」


このような私達の「心の不調」や

解消したい症状の原因が

遺伝子が伝えている「家族の記憶」

が原因となっている「罪悪感」である

ことが少なくありません。


遺伝子が伝えている「罪悪感」が

心の中にあると、

無自覚・無意識の中で自分で自分を

責め続けてしまいます。


私達は、この自分が自分を

責めている大きさだけ、


実際には何も嫌なことが

起きていなくとも、

その分、落ち込み、自分が嫌になり、

自信が失われます。


「どうせ、自分はダメ。」


こう思うようになってしまい、


日常のベース(普通)の気分として、

落ち込んでいる状態になります。


知らない内に、真顔が固く、

暗い顔になってしまっています。


そして、私たちはこの

深層心理に抱えている

「罪悪感」の作用のために、

以下のように強く願い始めます。


「もう十分に自分で自分を

 責めているのだから、

 もう、これ以上他人に

 責められたくも、 

 怒られたくもない。

 
 もう、これ以上、少しも

 他人からとやかく言われたくない。」


こう強く願って

ピリピリしてしまいます。


このように自分で

自分を責め続けている結果、


余裕が失われ他人のミスにも

厳しくなってしまいます。


日本人は、こんな

心理状態な方が多いので、


自分の失敗を怖れ、

他人の失敗を憎みます。

その結果、キッチリとしている人が

多いと思っています。


このような心理状態が

10才~14才くらいから

始まり、やがて慣れて、


それが、自分の普通の状態に

なってしまっている方も多いです。


自分のピリピリとした、余裕のない

心理状態が普通だと思ってしまって

いることも多いです。

 

 

3:日本人らしさとは
ムリとガマンと「罪悪感」?

 

私が、今回のシリーズで

お伝えしている情報は、


私が実際に以下の3つことを

経験していたので気が付いた

ことでした。

 

<1>

自分で6年間、実際に

昔ながらのやり方で、米作りを

してきた経験があったこと。


<2>

民俗学の中の「稲作」に関わる

研究成果を学んでいたこと。


<3>

心理カウンセラーとして、

お客様の深層心理と

向き合い続けてきたこと。

 

「稲作」が多くの日本人の

心理に重大な影響を与えていることは、

この3つの経験の相乗効果で

気が付いたことでした。

 


  < 実り、こうべ(頭)を垂れる稲 >

 

日本人の気質の特徴と、稲作(米作り)

との関係はこれまでに、多くの方が

指摘されています。


「米作り」は隣家同士の共同作業だったので、

日本人は周囲との和を重んじる、などですね。


心理カウンセラーの私には、

日本人が「稲作」を続けてきたことで、

日本人がムリと我慢を重ね続けることと

なったことも


日本人の心理に与えている影響が

大きいと思えています。


日本で行うことがハイリスクな

稲作の「記憶」は、

日本人のムリと我慢の「記憶」です。


そして、この「記憶」が

引き継がれてきていることで、


「日本人は神経質で、

 失敗に厳しく、暗い」


このような特徴が、

日本人の基本的な気質として

出てしまうと考えています。

 

ここがポイント!

 

日本人らしさを作っている

心理の理由は、

ムリとガマンと「罪悪感」と

言えるかもしれません。

 

◆  ◆  ◆

 

日本に住んでいると、

周囲には日本人が多く居る

環境が多いかと思います。


同じく似たような

キッチリした人達が

周囲にも多く居るので、


そのことは普通で、当たり前の

こととして感じられます。


ところが、1度海外に出て、

別の歴史、別の習慣を

生きている人たちに出会い、

驚いたあとで帰国したときに、


「あれ?日本人は何かがおかしい。

 日本は息苦しい。生きづらい。」


こう気が付く人達が

いらっしゃいます。


そして、


「息が詰まりそうな日本は嫌だな。

 日本を出て海外で暮らしたいな。」


こう思い始める方も

いらっしゃいます。


キッチリしていて、

どこかイライラしがちな日本人は、


心の中に、目が向けられて

いないまま、


癒されていない「罪悪感」

を抱えています。


そして、日夜、その「罪悪感」

からの影響を受けています。


日本人が抱えている

「罪悪感」の中の一つには、


すでに紹介させて頂きました、

「稲作」をしてきたために

生まれた「罪悪感」があります。


その「稲作」由来の「罪悪感」以外にも、

少なくない日本人が深層心理に

抱えている「罪悪感」があります。


その「罪悪感」とは、

「戦争の罪悪感」です。


次回はその

「戦争の罪悪感」が

私達に及ぼしている影響に

ついて解説させて頂きます。


次回もお楽しみに(^^)/


4:国民的罪悪感で日本が嫌いになる?

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2:日本人が日本を嫌いになる理由は稲作にある

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「日本が嫌い!海外に移住したくなる心の理由」
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